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■SUZUKI SV650S
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■SV650SのことSVシリーズは1998年に400が発売になりました。650は99年に発売になったようです。当初は国内仕様もあったのですが、国内では不人気故すぐに販売中止に。しかしヨーロッパでは大人気で、99年ぐらいでしょうか、雑誌にヨーロッパで年間で一番売れたバイクだったという記事を見た記憶があります。2003年に1000が発売。それにあわせて650もモデルチェンジして1000と同じ外観に変更になります。2007年にはABSモデルも発売になりました。
そもそもSV650Sを気にしたのは1999年のことでした。まだRF400に乗っていた当時、試乗車のSV400(ネイキッドモデル)+ケンツマフラー装備に乗った時にエンジンが面白いと思ったのとバンクが軽いのが気に入り、RF400の次のマシンにSV650Sが第一候補になったのが始まりです。しかし、買い換えを本格的に考えるようになって実際にバイク屋に行ってハーフカウルのSV400Sの方に跨ってみると、あまりに低いハンドル位置に早々に候補から脱落したのでした。そしてその時までまったく考慮になかったGSX1300R隼に跨ったり実車を見ると急にこちらが第一候補になり、2000年には購入に到るのでした。 |
■SV650S・ファーストインプレッションここでは買ってから初めてのツーリング(慣らし第二段階途中1100km)までのインプレッションを書いていきます。
まずはスタイルから。ハヤブサが大きく太くて個性的とは言えてもカッコいいとは正直言いがたいスタイルだったのに対して、SV650Sは細身でカッコいいと思います。ただし最近ありがちな顔でもあります。
インターフェース及び車体構成回り。ハンドルはハンドルアップスペーサーをかましたハヤブサより高いか近い感じ。RF400よりは低いかくらい。最初はもう少し高くてもと思いましたが、走行中はこれくらいでちょうどいい感じです。違和感を感じたのはステップ回りで、ちょっと膝の曲がりがきついです。RF400はもっときつかった気がしますが、どちらにしても足から疲れる感じです。ネイキッド仕様のステップ回りが移植できるならやってみる価値はありそうです。 サスペンション。標準状態では非常に固いです。とりあえずリアを最弱に、フロントを二番目に弱くしましたが、それで普通に乗れてしまいます。そのうちフロント最弱を試す予定です。プリロードしか調整できないのと、この範囲の狭さはちょっといただけません。 エンジン。慣らし中なのであまり多くは語れないことを先に書いておきます。ツインエンジンのバイクは所有したことがなかったので楽しみでしたが、とりあえず流して楽しいエンジンではありません。流すだけで楽しかったエンジンというとボルティーを挙げるのですが、ああいう鼓動を楽しむタイプではなさそうです。それでも六速90km/hくらいまでは多少ツインぽいですが、それを超えるとマルチ以上に振動もないなめらかなエンジンになります。アクセルに対する回転上昇も速いので、味よりはスポーツに振った特性の様に思います。この辺は好みの問題ですが、もうちょっと流すだけで楽しいと良かったかなと思いました。燃費は通勤で23-4km/l程度。参考までにRF400で18km/l、ハヤブサで15km/l弱、DF200Eで30km/l弱程度でした。まあ悪くないかなと思います。
ハンドリング。ハヤブサから乗り換えてそんなに旋回性が良くなった気がしませんでした。まあ重さを感じるS字の切り返しでは間違いなく速いでしょう。友人に後ろから見てもらっている分には前よりはクイックになっているそうですが。ただしこれは半分ほどはタイヤの所為ではないかとも思います。SV650Sの純正タイヤはダンロップのD220STと完璧なツーリングタイヤで、クイックなハンドリングから程遠そうに見えます。 |
■SV650S・セカンドインプレッション慣らし途中二度目のツーリングから慣らし後キャンプ装備でのツーリングまでの感想。
当初思ったよりエンジンはワインディングでの加速時には結構パルス感があって悪くない感じです。対して流しているときには振動が少なく、疲れない様な味付けで、そういう意味では良くできています。また高速に乗るときに一速でレッドまで回してみましたが、リミッターが効くまで綺麗に回り、回転上昇が鈍る感じはまったくなかったです。 |
■SV650S・総括
ネガティブなことを書くのでまず断っておきます。SV650Sはハヤブサの後、今まで乗ってきたバイクの経験から、「こういうバイクが自分は乗りたいんだ」とカタログスペックから決めつけで買いました。当時600ハーフカウル最軽量・パワーは重視しないのでそこそこのパワー、でも単にパワーダウンすると楽しくないかもと選んだツインエンジン・燃費もよく、エンジンはモーターのようにスムーズで癖も無く、凄く曲がるという程でないにしても400並には曲がるハンドリング。そう、スペック的には理想通りのバイクでした。 |
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