RF400RV

RF400RVのこと

　麗華は1997年生まれで、RF400シリーズでは第２世代にあたります。第一世代とは結構違います。小物入れが２つになった／ハンドル位置が少し手前になった／その代わりフロントフォークの調整が出来なくなった／時計・リザーブトリップメーターの装着／荷掛けフックが引き出し式に／スイッチ回りの変更・ハザードが付いてヘッドライトが常時点灯に、見た目でこれくらい違うのですが、実はエンジン回りにも手が入っています。かなり進化していると言っていいでしょう。

　RFシリーズ（RF400/RF600/RF900）にはメーリングリストがあります。これは嬉しいことでした。なにせ様々な情報が入りますし、また単にRFにまつわる雑談もできる、RF乗りが大勢いるのですから。麗華という名前を付けたきっかけもメーリングリストでした。RFを「グラマラスな美女」と表現した方がいまして、なるほど膨らんだ前部とテール、足を降ろす位置はちょうど引き締まっていて確かにそんな感じです。それで名前を付けるならどんな名前が似合うだろうかと考えて付けたのが「麗華」なのでした。何故麗華なのかというと、やはりメーリングリストで自身のRFを「お嬢」と呼ぶ方がいまして、これまたなるほどと納得し、「お嬢」に似合う名前ということで麗華かなと。しかしノリで付けたものの、実際にRFに向かって「麗華」と呼ぶことは無いです(^_^;。文章を書くときに名前があると面白いかなと思うので、ツーリング話では麗華と呼ぶかも知れないですが。普段はちょっと恥ずかしいですよね。

RF400RV・インプレッション

　麗華ですが、当時は私にとって最高のパートナーであり、買って本当によかったと思っていました。ツーリングに便利な各種装備、高速でも楽なフルカウル、結構高い運動性能など、ツーリングが快適で、かつNSR250Rと走ってもお互いにそれほどストレスを感じることが少ない運動性能の2つの両立は私の求めるものでした。万能なものはありませんから、よりベターなものは何かというのが大事で、現時点で麗華以上のものはないでしょう。良い点は多いです。意外にいい旋回性（CB400SFよりある意味楽だったのは驚きでした）、大きなカウリング、２つある小物入れ、時計の装備、視認性の高いテール、大柄なボディ、回して楽しいVCエンジン、メーリングリストやオーナーズクラブの存在、足つき性の良さ、よく考えられたポジション。もちろん見目の麗しさもですね。

　悪い点もあります。エンジンは低速が無く、あまり楽とは言えません。重さも結構あります。もっとも直接の対抗機種であるZZ-R400より10kgほど軽い辺りはスズキらしいですが。ポジションもネイキッドからの乗り換えだと戸惑うほどに前傾を強いられますし、ステップ位置も高いです。ただ、これが峠を走るのには向いているのです。ツアラーと思っていると違うことに気が付かされます。スポーツツアラーなのです。シートも全然疲れないと言うことはないです。それとシート下スペースが雨漏りするのも困りものです。それでも私はRFが好きでした。それは私の使い方にもっとも合ったバイクだったからです。ツーリングに便利で、そこそこNSR250Rについていける性能があり、かつ格好いい。もっとも私の理想に近いバイクだったわけで、長く乗り続けるつもりでしたが、3年ほどの付き合いで急に売ることになりました。大型2輪の免許を手にして、別に欲しいバイクが見つかった所為ですが、しかしそのバイクは私の理想とするツーリングバイクではないので、RF400が私の理想に近いバイクであることには変わりないですね。