登録日 昭和48年8月17日 東京都 第 275702号 |
吉原義人は昭和十八年(1943)に生まれ、昭和の名工であった祖父初代吉原國家に師事して作刀する。
吉原兄弟の兄。備前伝を得意とし、映りの再現の功績で一躍脚光を浴びた。彫物も上手で海外でも活躍する。
現在人間国宝に一番近い刀匠である。
本作は入念に製作された為打で、出来が良い。本作は、元幅、先幅共に広く、重ね厚く、反りがある堂々と
した体配の鎬造の太刀で小板目よく詰み地沸がつき、互の目丁字乱(重花丁子)の刃縁柔らかく、刃中足、葉、良く入り
(正雄・清麿)風の長い金筋か表裏の刃中に長くかかり出来優れる。
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刃長 79.3cm | 反り 2.8cm | 元厚 7.2㎜ | 元幅 3.25cm | 先幅 2.6cm |
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