江戸中期、薩摩国、長さ 76.3㎜ 元幅 3.1 ㎜ 重ね 尋常 今は亡き、柴田光男 先生発行の(現存の優品⑨)による
解説では誠に威風堂々の一振りで、野趣に富んで、沸厚く激しくついて湾れごころに互の目交え、小足入り、
砂流し、金筋入りて、地刃ともに冴えて明るく働き盛ん。帽子は直に品よく丸く返る。薩摩刀を代表する
名工、主水正藤原正清の重要刀剣に指定された本作は、彼の晩年における最も得意とした相州伝の誠に傑出した一振りである。
と書かれている。また八代将軍吉宗が鍛刀界に活気を取り戻すよう行った享保六年の鍛刀コンクールで正清は、同国の一平安代
とともにその技量を認められ破格の待遇といえる葵紋を切ることを許され一躍時代の寵児となった。
なおこの正清には、佐藤寒山先生の御鞘書が添えられ「島津家より土州山内家に贈られた」旨のことが記されている。
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刃長 76.3cm | | 反り 1.9cm | | 元厚 7.0㎜ | | 元幅 3.1cm | | 先幅 2.2cm |
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図譜 表 |
図譜 裏 |
重要刀剣指定書 |
現存の優品掲載 |