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久子が8才になった頃、両親の間で考え方の違いにより、次第に溝が深まってしまいました。 そして苦渋の決断で母はとうとう家を出て行ってしまったのです。 それから数年後、久子のもとに新しい継母が来ました。 久子はなかなか継母を受け入れることはできませんでしたが、弟が生まれ、子供が大好き だった久子はとても可愛がり、しだいに気持ちが変わっていきました。 それから10年の月日が経った頃、やっと心が打ち解けた継母が突然病死し、翌年には 大好きだった祖母が亡くなり、続いて翌年には頼りにしていた父までも相次いで亡くなって しまったのです。 久子は深い悲しみの中、残された幼い兄弟のことを考えるといつまでも泣いてはいられず、 自分に何ができるのか?と考えました。 だけども若い娘には何もできず、ただただ苛立ちが増すだけでした。 そんな折、久子は父の友人の家へ引き取られることになり、兄弟姉妹がバラバラになって しまいました。 それから数年後、美しい女性に成長した久子はNHKの記者をしていた男性(後のご主人) と知り合い恋に落ちました。 しかし・・・また波乱万丈の人生が始まろうとしていたのでした。 目次 第一章へ 著書の紹介 |