今月の法話
 ここでは当道場で観音様より賜りました
 お言葉を掲載致します。

 (2025年7月1日掲載)

汝等一同の者よ、瞑想のひと時を得て、静かに己が内を見つむれば、
我が心中の善悪、いずれが多きやを計りみるべし。
人間と申すもの、過去無量の業障によりて、その魂は善悪に分かれ、
または分別つかざるまでに狂いたる今日、その証拠といたして、
地球壊滅の寸前たる惨憺たる有り様、深く熟思なすべし。
今日他人事にあり、外国にありと油断いたさば、
明日は我が身の上に来たらんこと、すでにむべなり。

汝等よ、その原因をただ今静かに熟思なすべし。
一人ひとりの心ごころに、
邪なるを邪と感ぜず、悪念を悪念と感ぜず、
善悪いずれをも分別つかずして、否むしろ、
朱に染まれば赤くなるの例えのごとく、この悪世の中に交わりて、
己れ悪しきとは悟り得ざるがただ今の人間界の現象なり。
いかに諭さばとて、周囲を見回し、
人並みならば悪とは感ぜざる無知蒙昧、不感症とも申すべく、
悪に対する鈍感さ、ただただ呆れるばかりなり。

さればこそ諸所方々に現実の戒めを見せて、
いかにも悟らしめやらんと、諸仏諸天の諸々の方便をもって、
大慈大悲の御手配賜るも、なお悟り得ずして、
今日にまで至りたること、もはや手の下し様もなき有り様なるを、
よくよく悟りて、今ひとたび最後と思いて奮起なすべし。

己れは申すまでもなきこと、周囲一切を共に互いに戒め、
互いに慎み、互いに神仏を畏るるの心、悟り得ずして、
なんじょう救わるるべきやと、諭し合い、戒め合い、
共にこの地を清めねば、生くる甲斐なき今の人生なりと、
深く悟らずんば、到底守らるる価値なき己れと、しかと悟るべきなり。

汝等よ、ここに正法に縁結ばれたること、
最後の一縷の望み託されたるものなりと悟りなば、
今日に至りたる己が心中深く懺悔し、懺悔なし、改悔の精進
怠りなく、いささかなりとも神の怒りを鎮め奉らんと精進努力、
真実を捧げ尽くしてあたわずんば、もはやこの世は真暗の闇なるぞや。
汝等よ、ただ一筋の救いの光と正法に導かれたること、
救わせ賜る機縁に巡り会いたるものと悟りて、
救わるるべく己が日々の姿勢、言動において改めゆかずんば、
悔い千載に残さんこと、もはや確たる証明いたさるる時期なり。

汝等よ、日々に深く行じて、しかとすがり奉り、己が心中の善悪、
正しき理性をもって見定め得る智慧授かりなば、すみやかに正すべし。
ただただ己が心中深く省みて、正さんことのみ、
救わるる唯一の道なりと悟りて、正すべき方向こそ、
この正法に則りて、正道を一歩も踏み誤らざることなりと、
深く己れに戒め、戒め、日々を慎み励むべし

合掌


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