|
汝等一同の者よ、瞑想のひと時を得て、静かに己が内を見つむれば、
我が心中の善悪、いずれが多きやを計りみるべし。
人間と申すもの、過去無量の業障によりて、その魂は善悪に分かれ、
または分別つかざるまでに狂いたる今日、その証拠といたして、
地球壊滅の寸前たる惨憺たる有り様、深く熟思なすべし。
今日他人事にあり、外国にありと油断いたさば、
明日は我が身の上に来たらんこと、すでにむべなり。
汝等よ、その原因をただ今静かに熟思なすべし。
一人ひとりの心ごころに、
邪なるを邪と感ぜず、悪念を悪念と感ぜず、
善悪いずれをも分別つかずして、否むしろ、
朱に染まれば赤くなるの例えのごとく、この悪世の中に交わりて、
己れ悪しきとは悟り得ざるがただ今の人間界の現象なり。
いかに諭さばとて、周囲を見回し、
人並みならば悪とは感ぜざる無知蒙昧、不感症とも申すべく、
悪に対する鈍感さ、ただただ呆れるばかりなり。
さればこそ諸所方々に現実の戒めを見せて、
いかにも悟らしめやらんと、諸仏諸天の諸々の方便をもって、
大慈大悲の御手配賜るも、なお悟り得ずして、
今日にまで至りたること、もはや手の下し様もなき有り様なるを、
よくよく悟りて、今ひとたび最後と思いて奮起なすべし。
己れは申すまでもなきこと、周囲一切を共に互いに戒め、
互いに慎み、互いに神仏を畏るるの心、悟り得ずして、
なんじょう救わるるべきやと、諭し合い、戒め合い、
共にこの地を清めねば、生くる甲斐なき今の人生なりと、
深く悟らずんば、到底守らるる価値なき己れと、しかと悟るべきなり。
汝等よ、ここに正法に縁結ばれたること、
最後の一縷の望み託されたるものなりと悟りなば、
今日に至りたる己が心中深く懺悔し、懺悔なし、改悔の精進
怠りなく、いささかなりとも神の怒りを鎮め奉らんと精進努力、
真実を捧げ尽くしてあたわずんば、もはやこの世は真暗の闇なるぞや。
汝等よ、ただ一筋の救いの光と正法に導かれたること、
救わせ賜る機縁に巡り会いたるものと悟りて、
救わるるべく己が日々の姿勢、言動において改めゆかずんば、
悔い千載に残さんこと、もはや確たる証明いたさるる時期なり。
汝等よ、日々に深く行じて、しかとすがり奉り、己が心中の善悪、
正しき理性をもって見定め得る智慧授かりなば、すみやかに正すべし。
ただただ己が心中深く省みて、正さんことのみ、
救わるる唯一の道なりと悟りて、正すべき方向こそ、
この正法に則りて、正道を一歩も踏み誤らざることなりと、
深く己れに戒め、戒め、日々を慎み励むべし
合掌 |


|
|