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汝等一同の者よ、ただ今この世、悪世末法の極にいたりて、
汝等何をもって逃れんとなすや。ただただ一心に祈り奉るのみなり。
己が身も心をも洗い清めて、悪世となしたるこの大罪、
ひたすらにひたすらに祈り奉り、懺悔し奉りて、
如何ようにもしてこの末世、修正いたさずんば、
世にあるべき価値は無しと深く悟り、ただひたすらに祈るべし。
己が身も心も清め尽くさんは、ただただ大慈大悲の御導きと、
御加護によらざれば、とうていなし得る業にはあらず。
謹み、かしこみ、ひれ伏して、ただただ仏意に恭順いたすべき、
深き懺悔と改悔をもって、絶対なる威力の前に、
己が身いかにも恭順いたし奉るべき、真実の心披瀝いたして、
まさに来るべき大嵐の中、身を挺し、
この国土をば守り抜かんの決定をもって、
ただただ無量の神力を信じ奉るのみ、
己が身、大禍を逃れさせ頂かんの唯一の道なるぞや。
汝等がただ今想像だになし得ざる大因縁、
刻々迫りつつあるを、夢の如くに思うなよ。
ただ絶対なる大神通威力によりて、守り頂かん事こそ、
身の安全を期すべき唯一の法なるぞや。
汝等、日々安穏なるを、いついつまでもと思うなよ。
間近に迫りくる末世の形相すさまじきは、眼覆うばかりなり。
汝等よ、ただ必死に南無観世音とすがり奉りて、
仏意に恭順いたすべき固き決定あらば、いかなる大難遭遇なさんも、
必ず観音守り抜くなり。
粛正いたさるるべきは、もはや間近なるぞや。
一日、 一時たりとも心ゆるがせにいたさず、己が身を正し心清めて、
ひたすらにひたすらに祈るベし。
必死の祈り、一心もって貫きゆく真実にこそ、
己が命の尊くまっとうなし得るところなるぞや。
時は既に遅きの感あり。汝等一時たりとも、心ゆるがせにいたすなよ。
観音は間近にありて、必ず守らるるべき固き信念、
深き信解と養いて、過ちなき一日一日を無駄にいたさず、
ただひたすらなる祈りと真実一筋をもって、
守り頂かるる法器となるべし。
合掌 |


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