今月の法話
月見  ここでは当道場で観音様より賜りました
 お言葉を掲載致します。

 (2024年9月1日掲載)
未来永劫の幸

汝等一同の者よ、悪世ますます極むる中に、
因縁因果の理法厳然と現わさるる今日、各々が知るも知らざるも、
ただ我が意のままに暮らしゆく人生行路においては、
必ず困果応報のあるべきは必然なれども、
逃るる術ただ一つここにあり。身を正し、心正して、
正法に則りゆくとき、頼みはただひたすらなるみ仏の御加護と、
必死にすがる己が真心のみにて、
ここにいかなる悪業ありとても、現わるるべき時期、
時を必ず逃れさせ頂き得ること、これまた絶対なる真埋なり。

今日の悪世に、いかになさば己が身を正し、
心正しゆかんやも分別なし得ざるが故に、
ひたすらに、ひたすらに信仰いたしゆく身にありながら、
思いもかけざる災難、また病魔に冒さるる瞬間、
逃るる術なきを何事なりやとしかと受け止め、
己が心のあり方に過ちあればこそ、
かく現実に現わさるる因果の法則なりと、しかと悟らねば、
いかに合掌いたし、み仏なりと拝みゆかんも、
道、正すべきを知らざるがゆえに、知らず知らずに踏み誤りて、
邪道、魔道に引き入れらるるをいかにせん。
信仰の功徳とは、己が現世に受くべき因果、
如何なる天魔悪魔の待ち潜まんとも、
絶対なる神力によりて逃れさせ賜わり、
又、身に受け得ざるまでの清浄となりゆく術、
しかと身得いたすが故にこそ、真実の我とは、
即ち仏そのものなるを悟りゆくなり。

汝等よ、過去世における諸々の悪業、今に消えざるは、
懴悔消滅の術知らざりしが故なり。
ただ今ここに、ようようにして、
その真実の己れと成らんがための懺悔清浄となるべき道、
明らかに示されて、
必ず浄化いたさばやと志しゆくそれぞれの信解に応じ、
真心のあり方だけの受け取られて、
己が身に返さるる功徳とは、まさに現実に現われて、
しかとここなりと悟り得る智慧、
またいかなる危難も逃れゆく絶対なる神力、
まざまざと目の当たり見て、悟り得る智慧頂きてこその、
無上の感謝と、至高の信解培い得るところなり。

今日、世界一の栄誉を得る無上の喜びに浸る者あり。
明日はまた思いもかけざる災難に、
不意に命を落としゆく悲嘆の者もあり。
それぞれの因縁により、それぞれの心のあり方によりて、
現わさるる現実とはまさにこれなり。
人間凡夫ひとりとして悪因縁の無き者は無し。

さればこそ、この悪世の娑婆に放り出されて、苦難と、至難と、
悲痛の試練に耐え抜きてこそ、
神仏厳然として我が内にあるを悟りゆくなり。
されば、いかなる悪世にありとても、絶対なる無上の神力と、
無量の大慈大悲に包まれて、日々をただひたすらに感謝なし、
懺悔なしゆく生涯にこそ、守らるる身の功徳、
また昇りゆく無上道への至上の功徳、
今世によりて作りゆく未来永劫の幸なりと、しかと悟りて、
昨今のひとしお厳しき現象にこそ、身を正し、
懈怠の心奮い起こして、修行なすべきはこの時期なりと、
我が身、我が心に申し聞かせて、ゆめゆめ油断いたすでないぞや。
天魔悪魔の充満いたすこの世において、
いつ何時、我が身を襲わんと狙い寄る天魔悪魔の無数にありと、
しかと覚悟いたして、守らるる身の幸、
守り頂かるる己れを作りゆく修行にこそ、ひとしお励みて、
切り抜けゆくべし。

観音しかと一人ひとりの修行見定めあるなり。
その心ごころに応じたる加護、
絶対にそれぞれの功徳といたして、授けやるものにあり。
信じて疑う事なく、ただひたすらに己れ自身を叱咤勉励いたして、
ただただひたすら行じゆくべし。

合掌


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