今月の法話
チューリップ  ここでは当道場で観音様より賜りました
 お言葉を掲載致します。

 (2024年4月1日掲載)
法の道しるべ

師を重んずる事は、法を重んずる事なり。
師を尊ぶが故に法の尊さも分り、我身行ずる法とは即ち、
師に仕うる事なり。師は即ち法なればなり。
師あればこそ法も分り、分りたる法を我がものと身得なさん事、
師自らの姿勢を以て生かさるるが故に、
我が身又これを手本といたして見習いてこそ、
その身に付くものにありて、
師を尊び仰ぎて仕えゆく心の真にこそ法は生かされ、
己れの身に付き、
己れ法の中に安住なし得る境地開かれゆくものにあり。

されば、師は己が生命の導き者にありて、生きて甲斐ある生命の、
尊く生かさるる法の道しるべなりと、
しかと悟り得るところに信仰の真髄あり。

さればこそ師尊からずして、弟子尊からず。
師正しからざれば、弟子道をあやまるものなり。
師たるもの、弟子に対しての第一の義とは、
己れ常に道あやまらずして、後に続く弟子必ず道あやまる事なき様、
しかと見定めて導きゆく事こそ、仏に対しての報恩にあり。

師尊きが故に、法も亦尊し。
法尊きが故に、遵奉の弟子尊し。
されば、師弟の義とは、常に法を重んじ、
互いにその人格を重んずることの出来得る様、
己が心の姿勢あやまたざることなり。

師を遵奉いたすが故に、法は生かされ、法を生かしゆくが故に、
我が命、いとも尊く生かさるるものなりと悟るべし。

合掌


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