今月の法話
水仙  ここでは当道場で観音様より賜りました
 お言葉を掲載致します。

 (2024年12月1日掲載)
仏道と大宇宙

汝等一同の者よ、深く己が内を見つめて、
いかに微々たる己が今生なりやを悟り得るとき、
ただ今ようようにして、人類、宇宙に飛び立たんとなすとき、
宇宙天界に遍満いたす無数の星、無尽蔵なるその数に、
微々たる地球の何たるかを深く省みるべし。
無数無量の星々に、またそれぞれに霊格ありて、
それぞれのなりわいに従いあるを知るとき、微々たる地球の中にて、
取るにも足らざる己が我欲、我見、欲しいままになさんといたして、
互いにそねみ合い、傷つけ合い、
相信じ合うことの成り得ざる現状に、汝等いかなる感慨ありや。

隣人を他の星と考えみるとき、地球は一家一族なるぞや。
互いに助け合い、励まし合い、いたわり合いて、
力尽くして信頼なし得る一家族のごとくに成り得ざれば、
宇宙に飛び立ちて、他の星々の霊格と比べみるとき、
いかに恥多きやを直ちに反省いたさねば、未来の上昇成り得ざるぞや。
大宇宙の取るにも足らざる一粒の、微々たるこの娑婆、
地球と申す小さき一家に、常に争いの絶えず、
互いに傷つけ合いてなお、
己が無謀をば反省なし得ざる人類の無知蒙昧を、
今こそ深く反省懺悔なすべき時なり。
さもなくんば、いかに宇宙に雄飛なさんも、他の星々と並びて、
相共に共存共栄なし得るはずは無し。

汝等よ、仏道とはただ一に、己が先祖を供養いたすをもって初めとなし、
ついに大宇宙に雄飛なすべき大神力を勝ち得る道なり。
されば日々に、己が心のいと小さくして、
またいかにも無力なるを知るとき、まず仏の御前にひれ伏して、
己が今世に生かせ賜わる大使命とは、そも何事ならんやと、
深くふかく熟思なすべし。
ただいたずらに現世に生まれ、己が意のままに、
欲しいままなる欲望に向かって、達成なさんともがき、あがき、
人を押しのけ、さなから獣のごとき人生を過ごし来て、
ついに晩年にいずくに行くぞや。

汝等よ、ただ今の世は、まさに地球存亡の瀬戸際にあるところなり。
人類の使命、責務の重大なるを悟り得ずして、
この娑婆世界の発展も、向上もなきところ、
よくよく悟らねば相ならぬなり。すべて神仏の御心にありて、
汝等が真実の一念通じたるとき、初めてこの世界は救われ、
平和を勝ち取り得るものなるをしかと悟りて、
己が周囲よりまずもって、仏道いかに重大なるかを悟らしめ、
一人ひとりの心ごころに、地球を背負いて、
平和、安寧、秩序あらしむるべき大責務のあること、深く悟らしめねば、
己れも人も、自他共に滅亡の寸前なり。
正しき心に、正しき信仰、まさに神仏の御心に通じゆく、
己が心の真実をこそ、しかと見つめて修得なしゆくべき日々にあらざれば、
いついかなる因縁に間魔なされんも、計り難き現世なるぞや。
慎みて、身を慎みて、仏の御言葉、二言なきを信じ奉り、
胸に刻みて修行なすべし。

合掌


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