平成20年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H20.8/1掲載)

信仰とは己れを改良する道なり。

長年に渡りてゆがめ汚したる己が心魂悟り得て、
初めて清き魂、かほどに汚せし己が悪業懺悔し、懺悔し、懺悔し尽くして、
尚尽くしきれざる改悔の情、湧き出でて初めてすがり奉る御仏の
御慈悲如何ばかりかを知るものにあり。

現在只今の我、何と醜く浅ましき姿なりやと、
そのおぞましさに身震いする程の心となりて初めて
己が心の姿眺め得るものにあり。

さて、これからが真の信仰と申すものなり。

かほどまでに汚れし我、洗い清めて元の光とならばやと、
固き決定に微塵のゆるぎなくば、一切は只空にして無なりと
初めて悟らるるなり。


おぞましき迄に執着いたせし財宝も、愛着も、憎悪も、悲嘆も皆、
有りと思う己が我執の盲念に惑わされたる幻に過ぎず。

さながら枯尾花をば幽霊と見誤りて、おびえたるが如き笑止のさたなり。

腹据えて今世に生きて甲斐あるは只、
この正法に逢い得たる得難き縁のみなりと固く思い定めて、
未来永劫の大功徳、何たるかをしかと見定め間違いなき修行とは、
只仏と我と、この一線のみ真実なりと深く悟りて、

周囲に惑わされざる事、蓮華の汚泥に染まざるが如くあるべし。


 合掌


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