平成20年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H20.2/1掲載)
真愛

神とは宇宙の真理なり。
真理とは義と愛なり。
義なき処すべて愛なし。
愛なければ此の世は枯渇なり。

愛とは泉の如く枯るる事なき生命なり。
この生命、義を以て正す処に真理あり。

義なき愛は真理に非ず、神に非ず、
神に非ざれば悪魔の形相を以て現わるるなり。

即ち情欲これなり。
情欲の極みは悪魔となりて世を汚すなり。

夫婦、親子、兄弟、姉妹、友人、知人、師弟、長幼
すべてこれ暖かき愛に包まれて、この世を楽園といたすものなれど、
そこに義なくばこれも亦地獄と化するものなり。

夫婦正に敬い合い、助け合い、義を以て尽くし合う処に
神ましまして、微笑み給うものなり。

他も亦すべて同じく、義は愛をしめくくる、申さば扇のかなめなり。
正に親しさになれて義を忘るるが故に、悪魔のしのび寄るすき間を作り、
知らず知らずに不幸を招くものなり。

神は愛なり。

されど厳然たる義を以て要といたすが故に宇宙整然と、
秩序を保ち久遠の生命たゆる事なし。

されば人類皆、神に生かされ、神の生命を生命といたして
現世にあるを悟り得れば、己が身勝手なる振舞いをいたして、
神にそむくが如き言動はなせざる筈なるを
あえて意にも介せざるが故に浄土を汚し、
折角の光明世界を暗黒と化するものにあり。

此処に思いを到す事こそ、現世存在者たる者の最急務なり。
愛こそは世界を浄め、義こそはこの混沌たる世を
正しゆくものにあり。

信仰とは、その本義此処にこそありて、
枝葉末節にこだわりてますます混乱を深むるが如きは、
これ神意にそむく事第一なり。

各々の使命重きを悟り得て、各々身近より浄め正しゆく事こそ、
真の修行なり。

正法とは正にこれなり。


 合掌


法話集

TOP