平成20年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H20.12/1掲載)
瞑想の意義

心静かに瞑想に入りて、己が内なる魂の現状
深く見つめて悟りゆく時、人は肉体にあらずして、
その内に潜める霊魂にこそ、永遠不滅のものありて、
例えば無上の歓喜、無限の感謝ただひたすらに湧き出ずるを思うべし。

何故なれば、何ものにも代え難き己が命の
永くて百年に足らざる年月を只一遍の寿命なりと思うが故に、
愛着と妄執と寂莫の思い断ち切り難く、

如何にせばその命、一日たりとも永らえんと種々様々なる手段を
用いて寿命長伸を図らんとなす人の心、
人情とはさ程に儚き空しきものなり。

されど、己が命の永遠不滅なるを確と悟りて信じきる時、
何と前途洋洋にして、計り知られざる悟りの境地に深くして、
広大無辺なるをおぼろげに感じ、喜び勇みて、
只ひたすらにひたすらに不滅の寿命に一心不乱となり得べし。

汝等よ、汝等の生命はその霊魂に有りて肉体には有らざるなり。
不滅の霊魂、永遠に栄えしめんとて、ここに肉体と申す修行の糧を得て、
現世物質界に諸々の立場立場に於いて、修行の道は異なるとも
究極の目標は先ず、己が不滅なる神そのものに還る事なり。

汝等、瞑想
の意義とは己が不滅なる生命を信じ得て、
その生命の究極は、神や仏に還元なす事なりと悟ることなり。

静かなる神の御前に端座なし、深く己を省みて、
現世様々なる因縁に翻弄致さるる己が姿に、
何たる浅ましさぞと悟り得るまで心静かに瞑想なすべし。

しからば遂にこの浅ましの肉体を真実不滅の己が姿へ
磨きゆくべき現世なりと確と悟りて、信念持って、
今世肉体の寿命こそ、己が永遠不滅なる真理に到達なさんが為の糧なりと、
確と悟りて今世に生くる日々の何と短かけれども、

有意義に過ごしゆかねば相ならぬかを確と悟りて、
例え短き人生なりとも、生きて甲斐有る命となすべし。


 合掌


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