平成19年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H19.6/1掲載)
神仏還元

理想も目標も無き人生に、
只生きる事の無意味さをしかと見詰め、
悟らしめらるるのが、最近の少年の無知蒙昧なる悪行である。

己が人生をめちゃくちゃにして親も家族も又他人の身も、
共に地獄に落とし込む有り様を敢えて易々となし、
何の後悔も無き心こそ、
まず為政者の指導力と無責任の問わるる処にして、

親や社会の大いなる反省と改悔に心付かざれば、
到底改め得ざる現状なり。

人間最大の無恥とは、
己が人生の何たるかを知らざる事なり。

自らの生、そのものをまず、己れ自身のものなどと考える事の無恥、
親有り、先祖有り、それに続きて我有るは何の意味ぞや。

天地自然の広大無辺なる構造の一駒としての我なり。

全てに繋がり繋がりて、広大無辺なる命の一駒と致しての我なり。

即ち、無量の神力に依りて、与えられたる命なり。

その生命の元は、全て大自然、即ち神仏に還元なすべきものにして、
我の命には有らざる事、しかと教え悟らしむる教育こそ、
神や仏の生命を受け継ぐものの絶対なる役目なり。

親も為政者も社会も、全てこれ皆、共同の責務なり。

己れ、神仏の意思に依りて、
社会構造のひと役を背負わされたる大任務あるを
知らざる無知蒙昧が、我意我欲のままに振る舞う事の結果が、
即ち現悪世の有り様なり。

速やかに悟りて、悔い改むる心とならざれば、
やがて人類滅亡は必死なり。

確なりて、金銭何の価値やあらん。
地位も名誉も甲斐無き人生に、生きて屍を残さんも何らの意味なし。


枯れ草にも然ざる命、晒さばとて現世は無意味なる荒野にすぎず。

神や仏の命を生かすべき人生に、悪魔の手先に使わるる有り様、
しかと見定めて、人類全てそれぞれに役目々々の持ち場ありて、
その与えられたる持ち場に於て、役目に力を全うなして、
遂に還るべき故郷は、皆同じなる浄土なりと、

しかと悟らば、他を羨み、競争なさんと競い合う事の愚かしさを
悟りてこそ、真に己が命を尊く生かせて、
元の座に還るべき、最終目的果たし得るなりと、
心豊かにおおらけく、己が命の尊き生き方をこそ、

理想の目的なりと会得いたさば、この世はまさに極楽なり。

 合掌


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