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理想も目標も無き人生に、
只生きる事の無意味さをしかと見詰め、
悟らしめらるるのが、最近の少年の無知蒙昧なる悪行である。
己が人生をめちゃくちゃにして親も家族も又他人の身も、
共に地獄に落とし込む有り様を敢えて易々となし、
何の後悔も無き心こそ、
まず為政者の指導力と無責任の問わるる処にして、
親や社会の大いなる反省と改悔に心付かざれば、
到底改め得ざる現状なり。
人間最大の無恥とは、
己が人生の何たるかを知らざる事なり。
自らの生、そのものをまず、己れ自身のものなどと考える事の無恥、
親有り、先祖有り、それに続きて我有るは何の意味ぞや。
天地自然の広大無辺なる構造の一駒としての我なり。
全てに繋がり繋がりて、広大無辺なる命の一駒と致しての我なり。
即ち、無量の神力に依りて、与えられたる命なり。
その生命の元は、全て大自然、即ち神仏に還元なすべきものにして、
我の命には有らざる事、しかと教え悟らしむる教育こそ、
神や仏の生命を受け継ぐものの絶対なる役目なり。
親も為政者も社会も、全てこれ皆、共同の責務なり。
己れ、神仏の意思に依りて、
社会構造のひと役を背負わされたる大任務あるを
知らざる無知蒙昧が、我意我欲のままに振る舞う事の結果が、
即ち現悪世の有り様なり。
速やかに悟りて、悔い改むる心とならざれば、
やがて人類滅亡は必死なり。
確なりて、金銭何の価値やあらん。
地位も名誉も甲斐無き人生に、生きて屍を残さんも何らの意味なし。
枯れ草にも然ざる命、晒さばとて現世は無意味なる荒野にすぎず。
神や仏の命を生かすべき人生に、悪魔の手先に使わるる有り様、
しかと見定めて、人類全てそれぞれに役目々々の持ち場ありて、
その与えられたる持ち場に於て、役目に力を全うなして、
遂に還るべき故郷は、皆同じなる浄土なりと、
しかと悟らば、他を羨み、競争なさんと競い合う事の愚かしさを
悟りてこそ、真に己が命を尊く生かせて、
元の座に還るべき、最終目的果たし得るなりと、
心豊かにおおらけく、己が命の尊き生き方をこそ、
理想の目的なりと会得いたさば、この世はまさに極楽なり。
合掌 |


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