平成18年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H18.9/1掲載)
信仰の功徳

信仰の功徳とは、誇り(次元高き衿度)と智慧と豊かなる心である。
高き次元に到達なさんと志す無欲の衿度、
それは何物にも替え難き至宝である。

人間として成り難き霊の世界の有り方故に、
三次元を超越いたす志なれば、
「我、無上の次元に昇りゆくなり」との自らの誇りなり。

人を見下す所の人間界のいわゆる誇りとは、
増上慢の故なれば、いかにも次元低き下根のものなり。

されば、次元高き誇りとは一切の悪に汚染いたされざるゆるぎ無き心、
即ち無欲無心にして、只空のみの世界に在りて
己れを知らず、人を知らず自他一体なる境地故に、
愛憎離苦の地獄よりすでに解脱なしたる高き衿度なり。

智慧はこれ仏のものなり。
無量無限にして、広大無辺なる事大宇宙の如し。

その智慧をこんこんと絶えざる泉の如く、
そそぎこまれ入る自覚にこそ大いなる誇りあり。

「我、神と一体なり」と。

豊かなる心とは、その無限の智慧によりて養わるる無量の愛なり。
大愛の人となる誇り、即ちそれは神と一体なればなり。

只一切を愛し切る豊かさ、いづくに在りともそれは極楽なり。

愛なきが故に憎しみ、おしみ、嫉妬し、怒り狂う
無限の地獄を自ら作りて自ら溺れゆく、無知蒙昧の哀れ、
人間界とは塵あくたの如き下根の世界なり。

ここより救い上げねばならずと、御仏仏智見を以て悟し、示し、戒め、
或いは苦しきまでに打着いたさるるものなり。

そは大愛の故なればなり。

子を持ちて知る親心、人、仏心に目覚め得て始めて
神仏の大愛を悟り得るなり。
己れ仏心なくして大愛は到底悟り得ざるものなり。

只、大愛の人となるべく一心に信仰し、己の悪を浄めつくさんとなす正法にこそ、
その仏心は目覚め得らるる処なり。

 合掌


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