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一度約束した事は、
それを必ず守るという事が法である。
それを破るという事は、法を犯すという事である。
さればこそ、約束の信義を守る事こそ、
人徳なり。
易々と、約束はなさぬものなり。
ことに神仏に約束致した事は、命を賭して守り抜く
決定無くんば、許されざるなり。
人の人たる所以は此処にあり。
易々と、心にも無き約束を致すが故に、
己れ、徳無き運命を背負う事となるなり。
悲運に泣く前に、己れを恥ずべし。
神仏を崇め、尊ぶべきを心無き故の己が不徳、
しかと悟りて、懺悔改悔為すとは、必ず法を守り抜く決定が、
まず第一なりと悟るべし。
心に決心する事は、神と約束する事である。
一旦決心したからには、絶対に守り抜く事が、
神仏への信義なり。
信義無き者に、神仏の加護あるべきはず無し。
人は信義を以て、己が人格を磨きゆくなり。
即ち、人、神となる道なり。
合掌 |


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