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地球はいまや宇宙の癌である。
広大無辺の計り得ざる大宇宙は、
即ち神仏そのものである。
故に無数に点在なす星は、皆この神仏の各々内臓に等しきものと思えば、
その内臓の一つである地球が、今や治癒すべき手の施しようも無き程に
痛み激しく、まさに癌そのものの日々悪化なす状態あらば、
最早手術して取り除くより他なきまでの所に至りて、
この地球壊滅の時期、刻々と迫りある現状なり。
その細胞の一つ一つたる人間にして、今まさに目覚め得て、
治癒いたさねばと心改むるに至らざれば、
如何とも為し難き事、火を見るより明らかなり。
人類まさに目覚め得て、自他一体なるを悟り、
他人事に非ずと自らの身の危険を真剣に考え得る
仏智見頂き得ざれば、最早生くる術なきを真剣に考え、
死をとして不滅なる生命の活を求めざれば相ならぬ事、
しかと悟るべきなり。
我は我のみにて、存在致すに非ず。
自他一体にして、地球一つなり。
又、各星々一体にして、宇宙存在の意義あるを
しかと自覚致し得る処に、大自然渾然と一体にして、
不滅なるを悟り得る時、我は地球の一の核に過ぎざれども
大宇宙更生の一駒なりと、その責務大なるを自覚為し得て、
大自然傷つけざるを以て、自らの大儀なりとしかと悟りて自重なす処に、
いかなる表現も、例えば音楽、芸術、職業等、
又、地位、名誉、権力等々、全て我も人も別々ならず。
唯一体なる宇宙のそれぞれの役目役目に過ぎずして、
上下の差別なき所全てが自体なれば、
人の幸せは我が身の幸せ、人の不幸は我が身の不幸と感じ得る処に、
大愛の大自然に渾然融合なす由縁なり。
合掌 |


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