平成16年度法話
  ここでは当道場で観音様より賜りました
  お言葉を掲載致します。

  (H16.2/1掲載)
純粋と智慧

純粋でなければならぬが、無智であってはならぬ。
純粋と無智とは、雲泥の相違なり。

いかに沢山の読書を成し、色んな知識を得ればとて、
たかが人間の知識なり。

汝等は、人間界を超越致したる智慧、即ち宇宙の真理を悟り得る、
純粋無垢なる智慧を得る為の修行なり。

人間の知識を得ればとて、神や仏の智慧には到底及ばざる事、
知らざる無智が学問学問と称して、
人間界に君臨なさんと欲心を深めゆくなり。

人間の知識を得て、我見欲しいままになりては、
到底宇宙の真理は悟られざるなり。

神仏の智慧とは、即ち宇宙の真理なり。
この真理を悟り得て、自我滅却の彼方に、無限の威力現わされ得るなり。

人間界に出生致せし無量業なる罪障こそ、
悪魔外道の姿なり。
人として最も恥ずべき姿なり。

自らの罪を罪とも意識成さざる愚かさ故に、
自ら地獄をつくる現象なり。

心静かに端座なし、
「我、いかに他人より信頼致されあるか」

「我、いかばかり他人を己れと思わるるか」

「我、何人にも分け隔て無きや」

「我が子の如く、人の子を愛しく思わるるや」

「神仏の御前に、いささかも悔ゆる事無く、恥入る事無き日々なりや」

「過去深き、罪障省みざるが故に、今なお日々重ねゆく罪科に、
気づかざる己れを日々反省致しあるや」

次々と省みる事多し。
何一つとして、反省懺悔なく改悔なくて、
いかでや神仏に愛でられ守られ得べきやと、
深く深く悟るべし。


 合掌
 
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