平成15年度法話
  ここでは当道場で観音様より賜りました
  お言葉を掲載致します。

  (H15.11/1掲載)
光と闇

邪教とは、闇に蠢く悪霊なり。
彼らは光を恐れ、光を覆わんとなし、消さんとなすが故に、
光に輝やかさるる者を誘いて、闇に引き入れんとなすなり。

されば、彼らの最も恐れ嫌うものは、光なる故に、
己れ自身を磨きて、光輝くべく、ますます磨きて近づけぬ事こそ、
邪霊に冒されざる事なり。

闇の近づきて、掻き消さるるが如き、
信念弱き光なれば、直ちに消されて、
闇に引き摺り込まるるなり。

己れ、光と為らんは、容易き事に非ず。
されど、闇とならんは、一瞬の間なり。

悪霊は、甘言を以て、何の苦労もなく、
望むものを与うなどと誘うなり。

狐狸に化かされ、旨き酒と勧められ、飲めばそれは、小便なるを覚えず、
いとも美酒なりと、化かさるるなり。

甘言は、信念が弱き者を、いと易々と化かすなり。

闇夜に誘われては、永遠に光は無し。
己れ、光とならんは、いと難き事なれども、
その努力にこそ、神仏守り賜るものなり。

折角、光に巡り合いて、自らも又、照り輝かさんと悟りゆく処に、
一瞬の油断ありて、闇に落とさるる事、永遠の悔いなり。

 合掌
 
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