平成13年度法話
  ここでは当道場で観音様より賜りました
  お言葉を掲載致します。

  (H13.8/15掲載)
貢献の晩年

尊い自分の人生を遂に晩年に至りて、長い人生の経験を通じての、
自分なりの豊かな考えと体験による教訓を、
後から続く若い人々への未知への教訓と導きに役立てることは、
この人生の終末において、後世に残すべき先輩としての義務である。

さもなくば、何の為の人生ぞや。
ただ生きてきたというだけで体力も気力も衰えるを、
ゲートボールとか旅行とか、只々自分の遊び、楽しむ為の晩年に終らせては、
生きた甲斐の何処にあろうぞや。

何一つにしても、生きてきた経験は後から続く若い世代への、
尊い教訓となるべく役立たせねば、生かせて頂いた人生への報恩とはならず。

感謝も知らず、恩返しもしない人生は、必ず悪因縁となって、
また来世の地獄を作るものとしっかと悟らねば、
生きた人生は只無意味となるものであり、後世の為には何の甲斐もない事となり、
只自らの地獄を作るのみとなる。



人は霊魂の真価の為に肉体を与えられ、
その肉体を通じて物質界の全てを以て、魂の進歩向上を計らんが為に
人生はあるものであり、肉欲に溺れ物質に迷いて、
人は堕落の一歩を誤るものである。

故に、生も死も又物質界の裏表にありて、
己が生命の真価を悟らしめらるるが故にこそ、
生死の真の意義ありて、生命とは肉体物質に非ずして、
霊魂の不滅なる所以を悟らんが為の生死にあるを悟り得て、
輪廻転生の真意は生かさるるものにあり。

 合掌

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