平成13年度法話
  ここでは当道場で観音様より賜りました
  お言葉を掲載致します。

  (H13.8/1掲載)
大自然と正法

大自然とは、命の素なり。即ち、神なればなり。

温かく、柔らかく、優しく、慈しみに満ち満ちて何の不安もなく、
安んじてゆだね得る大愛の懐に、人は感謝と歓びの中に恩恵に包まるる
己が命を愛しみて、なすべきを怠らざれば、人生は平安にして、
幸に足るを知る心の満足は、人生最高の徳なるを
慣れて慣れ過ぎたる心の奢りと甘えは、傲慢なる無智と成りて、

この一番大切なる己が命の元素をば無視なして、
恐るるものなしなどと嘘ぶく無智もうまいが、遂に大愛の神の
こらしめとなり。

一滴の水の尊さを忘るるが故に、命をば奪う凶器と化し、
一粒の米の有難さを忘るるが故に、飢餓に苦しむ餓鬼と化し、
浄土は修羅となり果つるなり。



悪世末法とは、つまりこの人間の心故に、
仏国浄土たるべき現世をば悪鬼夜叉横行の地獄と化し、
相和して互いに歓び合うべき極楽浄土を戦場と化し、
神仏の恵みたる分化文明は、凶器となりて人を襲い、
人類互いに滅ぼし合う現状を熟視なすべし。

人、今にして己が愚かさを悟り得ざれば、最早救わるるべきてだてなし。
神怒り給まわば、人智人力の如何ともなし得ざる事、天変地変の教ゆるものなり。

人類互いに相和して、助け合い分かち合い、
喜びも悲しみも共に分かちて、兄弟姉妹と只大愛の大御親たる神仏への
感謝、報恩、夢寐にも忘れざる事、第一と心がけゆく日々にこそ
天の歓び、地の慈しみは恩恵あまねきて、地を潤し、
恵み豊かに生きとし生けるもの全て神仏の現れとして、

吹く風枝を鳴らさず、降る雨土をうがたざるの実状に、
生物全て安んじて生命全うせしめらるるものなり。

正法とは当にこれなり。
仏国浄土とは、当に正法生きて世に顕現なさしめらるる事なり。

行者の尊きは、これを生かして現すが故にこそあり。
正法行者たるの道厳然と自覚致して、当に悪世を救いゆくべし。

 合掌

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