平成13年度法話
  ここでは当道場で観音様より賜りました
  お言葉を掲載致します。

  (H13.12/15掲載)
金剛心

現世ただ今悪真っ盛りにて、いよいよ善魔悪魔の戦いに
ますます熾烈なるとき、ただ己が命を全ういたして、
天命つつがなく果たさんが為にも、
身体絶対に健全ならねば相成らぬ時なり。

されば心身一体なる理、よくよく申し聞かすが故に、
己が身体健全に保たん為に、耳を澄ませ魂に刻みて、
よくよく覚えおくべし。

それ肉体とは、己が心の有り様を写し得るものなり。

肉体に現るる様々なる実態は、己が心魂の現れにして、
病またしかり、境遇またしかり、己が立場における様々な因縁は、
皆己が心魂に潜めるところの因縁、表に現れたるものなり。

されば諸法現実を観じ見て、足らざるは、
己が心の如何なる歪みなるやをしかと反省熟視なし、
必ず改悔いたさねば己が命運先細りなるを感じ取るべし。

ここに人間の肉体とは、六十兆の細胞をもってそれぞれの役目役目を果たし得る、
一つの姿と現るるものなり。

されば両手両足、身体、頭脳、顔面、
すべてこれ別々に別れ別れに見ゆれども、
ただ一にして己が心魂の現さしむるところなり。

さればこの六十兆の細胞にして、健やかにして過不足なく、
身体それぞれの役目役目を果たし得る道とは、
まさに己が心魂の健全なるをもって、現し得るものなり。



されば己が魂深く省みて、神仏に愛でらるるべく、日々の修行とは、
それ現世娑婆にありて万物に接する心構え、己が心の在り方をして、
一々に教えらるるが如く、まず第一は愛をもって惜しみなく
全てに注ぎゆく心、この心即ち愛に満ちて、
与うるをもって満足となす歓喜にしみじみと触るる時、

一つ一つの細胞は、歓喜歓喜に希望に満ち満ち、
しかして現世実態をして何事にもあれそのなす術すべて、
与うるをもって己が幸せとなす大愛に満足いたす時、
身体自ずから健全なるは、身体を養う血液の循環いたすが故に、

何処にも満遍なく満ち満ちて、それぞれの機能において、
それぞれの役目役目を完遂いたすが故に、
身体五体髪膚は健全にして、喜びと感謝は
ますます己が心中深くより自ら湧き出ずる泉の如く、
元気百倍にして健康は自ら備わりゆくものなり。



されば汝らこの悪世また悪鬼夜叉充満の中において、
この健全なる心身を持ちこたえる信念とは、
己が力にて絶対なし得る業には非ず。

広大無辺なる大神通威力の中に包まれて、
いささかなりとも感受いたし得ざるは、真に哀れにしてまた如何にも愚なる様なり。
財宝に埋もれて一滴の水をも我が物となせざる状態なり。

汝らよ、心身自ら健全なるは、この大神通威力の大愛に包まれて
何の過不足もなく、ただ喜びに満ち溢れ、万物一切に感謝なし得る心魂こそ、
天然自然の姿なるぞや。

己が心中深く省みて、いささかなりとも邪心あり、
人を思わず我が身の欲をのみこもれる己をしかと見つむる時、
知らず知らずに忍び寄る病魔との戦いに非ず、
迎え入る状態なるを悟るべし。



因縁悪魔充満の中に微塵犯さるる事なき信念とは、
絶対なる信解をもって、我が命我がものに非ず、
天命とは己が命を全ういたして現世の役目使命完遂いたさねば、
この世終わり得ざるとの固き決定にこそ、守り頂かるる価値あり。

また大慈大悲の大神力に包まれてある我が身、
いささかなる悪念も邪念も近寄り得ざるものなりとの絶対なる信解の鎧、
固く身に着けおくなれば、命終わり天命全うなし得るまでは、
心身共に現世にありて健全なり。

汝らこの固き信念をこそ、しかと抱きて現悪世における己が使命
必ず全ういたして得て、この悪世をば浄化なすべき大使命果たさばやと、
固き決定をもって天地万物にただ大愛を注ぎゆくべし。

それ自ら我が身に注がるる大愛の大神通威力受け得る基礎なり。
心身共に健全にして、ただ今こそこの娑婆に生存いたすの真意、
しかと悟りて果たし得てこそ未来絶対なる成仏道なり。

 合掌

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