平成22年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H22.3/1掲載)
神即真理

神、即ち真理なり。
されば如何に祈らんとも真理にもとらば通ぜざる事当然なり。

人間、自ら身勝手なる祈願なし真理にもとりて、
平然と事をなすが故に不幸を招きて尚悟り得ざる事、
余りに智慧浅きが故なり。

真理とは即ち宇宙の大法則にあれば、如何なる理由あらんとも、
法則にそむきて許さるる筈なし。

されば信仰とは、神を敬い、神の定め給わりし法則に
絶対服従なす事にあり。

万物の出現とは、神の法則に従いて、
生くる事を原則として行われたるものにあり。

さればこそ、この法則を破りては大自然のままなる
生存は許されざるなり。

大自然のままなる生存とは、春来たりなば芽生え、
夏来たりなば生い茂り、秋の実りを得て、冬枯れに入り、
元の大地に還えりゆく事なり。

万物すべて大自然たる神の御ふところより出で来り、
生涯とは己がなすべきを全うする事にありて、
成し遂げたれば又元の神の御元に還えり逝くものにあり。

さればこそ、この大自然のままに生くる生命こそ、
神の御意志そのものの表現にありて、
この御意思を御心のままに表現なさざる身勝手を我見と申して、
神にさからい悪魔になびく外道、即ち地獄を自ら作りて、
自ら落ちゆく浅ましき様、よくよく悟らねば相ならぬ処なり。

人、神に在りて、神、人の姿をして、
御自らの御意思を地上に現わさしめらるるものにあれば、
人間とは即ち、神のあやつり給わる、あやつり人形に過ぎざるものなり。

その己を確認なし得ざるが故に、あやつり人形が勝手に動かんとして
悪魔に魅入られ、悪魔にあやつられて、この世を汚し、自らを汚し、

洗い清むるすべなきまでに、自滅の穴を深めゆくなり。

されば存在は只、神と我のみなり。

一切は神のなし給わる神の御意思の表現にあれば、
己自身でさえ神のものなるを、他に何一つとして
己のものと申すべきもののあるべき筈なし。

我は只神の中に在りて、神の御心のままになさしめらるるものにあれば、
何一つとして己の自由気ままになすべきものなしと悟りてみれば、
一切をゆだね奉る心の安けこそ、至上の幸にして
これ即ち神そのものに在ればこそなり。

信仰の得がたさ此処にこそ在りて、又尊さのいとも深きを悟るべきなり。


 合掌


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