平成21年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H21.7/1掲載)
心の管理

心とは、その表現によりて自ずから現れ出づるものなり。

爪を長く延ばし、マニキュアなどして色を付けている人は、
皆動物的な心に堕している証拠なり。

動物が長い爪で先がとがっているのは、
相手に危害を加えて相手をたおす為に必要だからで、
動物の爪はつまり武器なのである。

人間がそれと同じ様に、長く爪をのばして見栄をはる心とは
動物に近づいている心の現れであって、
心は人間界から離れて畜生界に堕落しているわけである故に、

その様な人はすでに信仰心からは遠く離れてゆくわけで、
動物的な心、つまり快楽と身勝手な行動を現して人の身を思わず、
自制心を失い、次第次第に堕落の道に落ちてゆくものである。

故に、かくしおおす事の出来ない自分を作りあげてゆくものである。

つまり、身に着けるものや服装、化粧等すべて心の現れであって、
一目瞭然人相、体相に現れ、人面如夜叉と云われる様に、

又人の顔した畜生にもなるわけで、
到底仏心など起こる筈もない生活に堕してしまう人心とは、
哀れと申すより外になき情け無き地獄を作ってゆくものである。

地獄の底からようように救われて、人間界に上がって来て居ながら
又元の地獄に落つる浅ましさを悟った時、

人は居てもたってもいられない焦燥を覚え、自らの悪を悟り、
前非を悔いて懺悔改悔と志していく仏道に目覚めゆくものである。

その心にこそ、仏の救いがあるのであり、一心に縋り奉る心に、
如何なる悪因縁をも守って頂く事が出来るのである。


 合掌


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