平成21年度法話
   ここでは当道場で観音様より賜りました
   お言葉を掲載致します。

   (H21.10/1掲載)
一理求道

本当に真理に到達した者のみが、真実を悟り得るなり。
そは神なればなり。
神の魂を以て語る故に、真理は人の魂を打つなり。

信仰とは、真理を求むる事なり。
真理とは、神なればなり。

正法の真実の道なる証、やがて必ず明かさるる時参るなり。
それも、最早間近なり。

されど一大因縁の眼覆うばかりなる惨事の果てに、
明かさるる唯一の真実なれば、衆生の欲に迷いて眼くらめる只今に在りては、
容易に分らざるが故、求むる者も少なく、又真実なるを知る者、更に稀なり。

さながら、海辺の砂地にダイヤの粒を探すが如きものなればなり。

衆生大火に焼けただれ、一物も身に着けざる哀れなる姿の、
飢餓に苦しみもだゆる中に、さんぜんと光放ちて、
求むる者に道を示さるる事、当にこれ神仏のなし給わる世直しなり。

娑婆救済は、かくして神のなさるる技なり。

さほどに迄も人間の心、狂い、迷い果てなき欲望に神も仏も見えざる
亡者の如何にしても救い難きが故に、かくまでも打ちゃくのしもと
厳しく戒められねば、目覚め得ざるものなればなり。

御仏血の涙流し給いてかく戒め給わるは、
この地救わんが為の大慈大悲なり。

ここに至りて初めて真実の道、明らかに人々の心の奥、
魂の底にまで浸透いたされ、人類は目覚めゆくなり。

目覚めの警鐘、真剣に打ちたたきて、ここに救いのある事をば知らしめよ。
やがて時至らば、必ず求め縋りて集い寄るなり。

真理の光さんぜんと、暗黒の闇に照らさるればなり。
御姿なき神仏の人を使いてなさしめらるるを、初めて汝ら悟り得るなり。

知らず知らずに今日迄引きずられ乍らに、ようよう一足づづ
真実に到達なしゆく道、明らかに悟り得たるが故に、
いざとの時に間に合いて、衆生の救いとなり、力となり得る身の果報こそ、
得難き今世の功徳なり。

励めよ、努めよ。怠るなよ。
神、仏の頼みといたさるる身の何たる誉れやと、しみじみ謝し奉るべし。


 合掌


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