5/23--★★

朝早く、空港へ向かうリムジンバスに乗り込み、約一年ぶりに再び北欧へ。
こんなに早く行けるとは思ってもみなかったな〜、なんてぼんやりした頭で機内へ。


KIXにて

機内に乗り込むと、水色のさわやかな服に身をつつんだブロンドの添乗員さんにどきどき。
久しぶりのフィンランド語表示、聞こえてくるフィンランド語のアナウンス。
大好きな北欧へ行くのだな、と本当に心躍る瞬間。

 
空のブルーと飛行機のブルー

ちょっぴり時間を過ぎての離陸。
飛行機の中でのお楽しみはやっぱり、機内食と映画!
フィンランドへ行くのだから、『かもめ食堂』が見たいなーとおもっていたのだけれど、見れず。
ガイドブックを見たり、隣の席のフィンランド人のおばさんと少し話したりしながら過ごす。

機内食の方はというと、一度目は、ご飯と甘辛く煮た煮物みたいのと、おそばとサラダとパン。
二度目は、マッシュポテトとお肉とパンとカップケーキ。
一度目の機内食が出て片づけ終わって、機内は消灯してあと数時間で着くってところで二度目の機内食。

 
機内食はこんな感じ

9時間半のフライトを経て、無事ヘルシンキのヴァンター空港へ到着。
あー、1年ぶりなんだな、となんだかしんみり。
荷物になるし、あと1週間程でまた戻ってくるしという事であまり買い物はせず、ウインドーショッピング。


ヴァンター空港

ヘルシンキのヴァンター空港では、コペンハーゲン行きに乗り換えです。
ここであってるのかな、時間は、、、なんてなんだか不安でいっぱいに。
というのも、飛行機の出発が遅れたから。
機内で遅れて申し訳ありませんでしたみたいな放送がながれたけれど、どうしてなのかは聞き取れず。
とにかく30分遅れぐらいでコペンハーゲンへ向け出発。

コペンハーゲンへ

飛行機に乗ると、行きも帰りも全部通路側にして下さいって頼んだのに、なぜか窓側。
1時間半くらいだから別にいいけど、とか思いながらあっという間に到着。
ちなみに軽食がでました。


ファッツエルのチョコレート付きがうれしい。

コペンハーゲンのカーストラップ空港へ着くと、荷物を受け取って、
ついでにストックホルム行きのX2000の予約もして、マルメへ。
いつもカーストラップはゆっくりせずに通過してしまうのが悲しい。
またいつかゆっくりお買い物したり、建物をゆっくり見たいなーと思いながら電車へ。


光の入り具合とか音が響いて聞こえる所とか、ひんやりした空気とか。
カーストラップ空港らしい、なんともいえないものがある。
カーストラップ空港の駅にて。

さて、私はコペンハーゲンからオーレンス大橋を渡って、スウェーデンのマルメへ。


「ネスタ、マルメ」が聞こえたら、マルメはもうすぐ。

 
マルメに到着!!

マルメはデンマークの首都コペンハーゲンからオーレンス大橋を渡って、電車で30分足らずで着いてしまうスウェーデンの街。
マルメへ来た理由は、去年会った友達に会うため、そして去年行けなかった加地君お気に入りの場所へ行くため。
駅からバスに乗るために外へ出てなんだかびっくり。
マルメってこんな街だっけ?なんだかとってもヨーロッパらしい歴史を感じさせる建物が並ぶ。
去年はきっとどきどきしてバスに乗るのに必死で、外を見る余裕がなかったのだろうなあ。

 
マルメ駅の前と、マルメ駅。

バスで宿泊予定のユースホステルへ。
夜の9時前だというのにまだまだ外は明るいまま。


バスの中のシート。当たり前のようにボルボFROMスウェーデン

1年ぶりの事にどきどきしながら、バスに揺られてユースホステルに到着。


なんと、去年と同じ部屋でびっくり!
壁のいたるところにちょっとしたポイントでお花のペイントがあって、すごくかわいい。

5/24--★★

再びバスに揺られてマルメ駅まで。
そこからうろうろマルメ駅周辺でお買い物。
ずいぶん前に加地君がリンカランでやっていたマルメガイドも忍ばせて。


マルメ駅と反対側に歩いて、橋を渡った所。

 
横断歩道の信号を待っていたら、マルメFFの看板を背負った人たちが登場。
こういうのってスウェーデン的センス?
みんなでブルーのハイソックスにユニフォームを着て、さらに看板を背負うという。おかしすぎ。
今度試合があるのかな?チラシとさわやかブルーのコースターを配っていました。
私も欲しいのになかなか渡してくれなくて・・・、最終的には自分からもらったという。
にしてもうれしい。コースターは宝物になりそう。

お買い物をしていたら、日本人の方に会って一緒にご飯を食べる事に。
お互いに北欧に何か同じものを感じているからこそ、ここで会うんだろうなあと、北欧で誰かに会う度に思う。
とっても楽しく北欧の話、日本と北欧についてとか、いろいろ話しているうちに時間は過ぎていってしまった。


たっぷりのマッシュポテトにリンゴンベリージャムと魚。
日本ではめったにできないであろう、テラスでのお食事。

この後、友達と会う約束をしていたのだけれどだめになり、お買い物を続けて、ユースへ。

5/25--★★
スーパーマーケットへ。
スーパーに置いてあるパッケージにわくわくしながらお買い物。

北欧中、スーパーには自分で袋にいれるお菓子コーナーがあって、
大人も子供も紙袋にプラスチックのスコップでお菓子を入れます。
真っ黒のサルミアッキやリコリスももちろんあります!

 
おもしろいグミを発見。そのリアルさとおもしろさに思わずパチリ。
黒いのはリコリスです。

午後からはマルメ市街へ。
歩き疲れてカフェへ。
しばらくすると雨が降り出し、仕方なくカフェの中へ。

 

 

 
もしかして雨は、中に入ってみなさいって意味だったのかしら?
と思う程、とっても素敵なカフェの中。

雨もあがった後、歩き回る。
歩き回り過ぎて自分がどこにいるかわからなくなる程。
そして、シヴィラの前に出たのでした。


気が付くとなぜかいつもシヴィラの前にいるのです。

やっとやっと、きちんと地図を見ようと思い始めました。
そして今回もまた、タンバリンスタジオには行けず・・・。
ボニーピンクはどこにいるのかなあ。(ちょうどマルメにいるという情報はキャッチ済み)

夜、同じ部屋に泊まっているおばさんに、スウェーデン語の質問。
駅の本屋さんで買ったノートがあって、お店の人が本の感想を書くノートだよって教えてくれたのはいいんだけど、
項目がいろいろあって、わかんないから教えてもらいました。

5/26--★★
午前中はユースホステルの近くにあるショッピングセンターでお買い物。
H&Mでたっぷりと子供服を買いました。
そしてもちろんスーパーマーケットへも。


大好きなラムロッサの山。


乳製品とジュースコーナー。
かわいいものばかりで全部欲しくなる。

午後からは去年会った友達と再会!!
先に2人で会って、セカンドハンズのお店とパン屋さんに連れて行ってもらってランチ。


分厚いライムの色とパプリカの赤のコントラストがなんともいえなくスウェーデンぽい。
とってもおいしくて、大きなサンドイッチ。

その後、彼女の旦那様とか、友達の友達なんていう感じで、みんなで集まってお好み焼きを食べました。
夕方には本降りの雨が。
とても楽しいひとときでした。
1年前スウェーデンに来たんだよね、と改めて実感させてくれるような。

5/27--★★
朝起きると、やっぱり雨。
今日はコペンハーゲンへの移動日。
コペンハーゲンへは夕方頃着けば十分だと思っていたから、構わないんだけど。
でも、最後の最後、もう一度マルメをうろうろしたいなあと思っていたのだけど。
偶然にも同じ部屋の子もコペンハーゲンへ移動。しかも同じユース。
あまりにも雨がひどくなってきたので、チェックアウトした後しばらく雨宿り。

同じ部屋のユーディットは、ハンガリー人で今はロンドンに住んでいる27才の女の子。
この時は彼女とほとんど話す事なく。
たぶんお互いに人見知りしていたのだと思う。


かわいいテキスタイルが貼ってあるユースの廊下。
奥にいるのはユーディット。

外で雨が降るのを一緒にみていて、ちょっとましになったのを見て、
同じ部屋のスウェーデン語を教えてもらったおばさんに「さよなら」を言いに行ってから、
二人でバス停へ行った。

あまりにも荷物が多くて、見兼ねたユーディットが手伝ってくれた。
コペンハーゲンに行ったら絶対に日本に送ろうと決意。

マルメ駅で私はすぐに荷物をロッカーに預けて、
ユーディットは朝ご飯を食べに。
私はデザインミュージアムに。
でも彼女が、ちょっと早いんじゃないの?って教えてくれて。
それで私もお茶だけ飲む事に。

彼女は買い物したい、って言ってて。
でも土日祝日はほとんどの場所が閉まってるよ、って言ったらすごくびっくりしていた。
ロンドンはクリスマスだ、お正月だ、ってお祝いがある毎にバーゲンなのに、って。

それで、サブウェイの店員さんに
「休みの日はスウェーデン人は何をしているの?買い物に行けなくて退屈じゃない?」
って聞くと、
「うーん、、、みんな働いているんじゃない?私みたいに。」
だって。


サブウェイは世界共通!


サブウェイから見た外の風景。
雨はすっかりあがったみたい。

この後、一緒にマルメをお買い物する事に。
ここで初めてお互いに名前を交換して。
ユースのフロントで名前を言って部屋を教えてもらって訪ねるよ、って。

その後、お買い物する事に。
ユーディットがH&Mが大好きみたいで。
ロンドンにもH&Mはあるけれど、一度気になるものをみつけたらすぐに買わないと、
次にいったらもうないらしい。

一応、H&Mへ行ってみる事に。
行ったら閉まってたけれど、
気になっていたけれど買いそびれていたカーディガンをウインドウ越しにみつけた!って。
開店時間の欄を見ると、開く時間は遅くてもあいているはずなのに、開いていない。(二人でスウェーデン語を推測)
スウェーデン人に張り紙を読んでもらったところ、もうちょっと向こうのH&Mは開いているよ、
って事らしくて、行く事に。

それにしてもH&Mはすごい人だった〜。
彼女は気になっていたカーディガンを探すのに夢中だったけど、サイズがなかったみたい。
でも結局ちょっと小さいサイズを買っていた。

昼過ぎから一緒にデザインミュージアムへ。
大学生の卒業制作が展示してあった。
見終わって外へ出る前に、トイレに行ったのだけど、
黄緑色の背景に、背もたれの部分がオレンジ色に塗られた椅子が置いてあって。
そのコントラストが本当にとてもおしゃれで。
スウェーデン人ってなんていうか、センスがよね。って二人でため息をついたのでした。

その後、私はマルメミュージアムへ、ユーディットはターニングトルソーを見に。
途中まで同じ道だったので、一緒に行きました。
じゃあ、またコペンハーゲンでね。
そう言って別れたけれど、もしかしたらもう会えないかも?とちょっと思ってしまう。

マルメミュージアムの今のテーマは「Kaffe」つまり、コーヒー!
 




この時すでに夕方頃で、入ってすぐの受付で、「あと20分で閉めるよ」って言われて。
でもせっかく来たし、仕方なく「大丈夫です。」って答えたら、「ただでいいよ。」って言ってくれた!
入館料は安くなかったから、ラッキー!
中はスウェーデンでよく飲まれているコーヒーのパッケージがたくさん並べてあるインスタレーション作品とか、
スウェーデンらしくグスタフスベリのコーヒーカップがたくさん並べてあったり。
壁に描かれたコーヒーの絵もかわいくて。
コーヒーカップの絵でフィンランドとスウェーデンのコーヒーの消費量の差を表してあるのもかよかった。
ちなみに、スウェーデンはコーヒーの1人当たりの消費量がフィンランドについて2位なのです。

 
遠くに見えるターニングトルソー。

さて、ここから歩きまわって、Tempo bar och kikへ。
この頃くらいからきちんと道の名前を確認して、通った通りの道の名前に丸をつける習慣をつけました。
なんとかなるだろう、地図もあるし住所もわかってる。って感じでとにかくとても長い距離を歩いた気がする。
ふっと横を見ると見覚えのある看板!持っている紙と同じ!!
一気に疲れがふき飛ぶ。
5時半くらいだったかな。お腹も少し減っていたし加地君のオススメはステーキ。
外には人がいるけれど、中にはお客さんはいなさそう。
外の人に中で食事がしたいんだけど?って聞いたら6時からだよ、って言われて待つ事に。
外で待っていたらとってもキュートな女の子(もちろん店員さん)にHi!って言われたので、
中で食べたいから待ってるんだけど?って言ったら、
7時から予約が入っているんだけど、それまでに食事は終わる?
って聞かれてyesって言ったら、にっこり笑って、どうぞってまだちょっと早かったけど入れてくれた。
加地君がうつってる紙を見せてこれってどこかな?って聞いたら、うーん...このへんかなあ?
って、まさにな感じの場所へ。
彼の事知ってる?って聞いたけどごめんね、わからないわ。って言われてしまった。
とにかく、加地君が座ったかもしれない場所で、加地君が食べたであろうステーキを食べました。
加地君の言う通り、値段はした...。けど、とってもおいしかった。
ブルーのセブンチェアに座ってとっても贅沢気分。
お店もとってもキュートだったし。
それにあのブロンドにショートがとっても似合う店員さんが最高にかわいかったなー。
最後、写真撮らせてください、て言いたかったけどうまくいかなかったよー。






また駅まで戻ってそこからコペンハーゲンへ。
歩きすぎて疲れていたからもう、なんだか半分ため息まじり。
というよりやっぱりまたしてもタンバリンスタジオに行けなかった事が心残りかも。
行ったからって加地君がいるわけではないのはわかっているんだけど、
でもやっぱり行ってみたかったー。行くっていうかその前まで行って、ただここなんだ、って思うだけなんだけど。
ただ、私の大好きな加地君の曲がたくさんうまれた場所へ行ってみたかったな。

マルメを去らなければならない気持ちをちょっぴりひきずりつつ、とりあえず広い道へでると、
またしてもSybillaが!
なんだかもう思いっきり笑ってしまった。駅から歩くよりユースから歩いた方がよっぽど近い場所だったみたい。
そこからバスに乗り、セントラルステーションへ。
ロッカーから荷物をだしていたら、(たぶん)スウェーデン人のおにいさんに、
両替えしたいからちょっと荷物見といてくれない?って言われる。
私でよければ見ているけど、私でいいのかな??ってなんだかおかしい気持ちで待ってたら、すぐに戻ってきた。
Thsnk you!ってさわやかに。
Byeと言い残して私はコペンハーゲンへ。


コペンハーゲンへ


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