御挨拶にかえて
『かなくら山報』創刊号 1987/05/30
風薫り新緑みなぎる時候となり、いよいよ農繁の時期を迎えましたが、
みな様、益々御健勝で日々お励みのことと存じます。
日頃は、金蔵寺運営について格別のご指導を賜り厚く御礼申しあげま
す。私たち総代も檀家のみな様のご意向を極力運営に反映させ益々よ
き菩提寺の運営に努めたいと念願いたしております。
さて、時代の推移により勘案し今後の寺院運営を合理的なものにする
必要を観ずる次第でございます。
よき伝統として継承すべきものはこれを残し、改むべきものがあれば
これを総意をまとめて検討の上、時代に即応したように改めることが緊
急課題と存じます。
しかしながら、寺院運営におきましては、一般事項とその内容を聊か
異にするものが少なくありませんが、私たちの先祖の霊をお祀りされて
いる「菩提寺金蔵寺」を相互の理解と自覚と協力により護持発展をさせ
ることが必要であると考えております。
私たち総代は極めて微力でありますが、これらの観点に立って今後
精一ぱいの努力をつくしたいと念願をいたしておりますので、一層の
御指導御鞭撻をくれぐれもよろしくお願い申しあげます。
ついて、本年度よりこの方針に則り、次の事項の実践をいたしたいと
存じますので、この点併せて御理解と御協力をお願いいたします。
一,年に三回から四回の予定で寺院通信『かなくら山報』を発行し
配布いたします。
一,年度の初めに『決算書』と『予算書』を配布いたします。
一,檀家三部落各隣保より1名(奥荒田4名、的場13名、寺内8名、
計25名)宛の委員を選出していただいて、運営についての諮問
をお願いいたします。
総代 (三名連名、略)
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