MCイコライザーアンプ

MJ参考記事: 2008/9 レコード再生システム より

初段 2SK97, 初段定電流 2SK246BL, 2段目 2SJ103BL 出力段 2SC959

【2010年5月30日】
FETで作ったMCイコライザーは動作が不安定なので改造する。出力をTr式に変更した。2SC959はTr式プリアンプを潰して取り出したもの。





ついでに電源回路とケースもTr式プリアンプのものを流用して、独立したMCアンプとした。
プリアンプの電源は2400μFのフィルタコンデンサだけでレギュレータなしである。最初これで試したがどうしてもハムが乗ってしまう。そこで2010/6の記事にある簡易レギュレータ(Tr.リップルフィルタ)を応用し、±24Vレギュレータを組み込んだ。
2SC2238/2SA968は手持ちにあったコンプリTr.だ。




出力のオフセットがかなり出る。バランスVRの調整はかなりシビアで、ちょっと動かすと動いてしまう。±100mVに追い込むのがやっとである。電源投入後にオフセットが落ち着くのに時間がかかる。±24Vレギュレータの効果か、オフセットの安定度も改善した。ハム音はかなり改善し、スピーカから離れて聴くには気にならない。これで安心してレコードを楽しめるようになった。Vnソロの音が滑らかだ。



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