8月3日4日(初日・2日目) 関空〜ドーハ〜フランクフルト〜ユーロナイト号

 飛行機は深夜23時45分発なので、ご飯を食べ、風呂に入ってからゆっくり家を出ました。汗はかきたくないので、京都から「はるか」をはりこみました。ついたのは9時過ぎ。関空はがらんとしていました。しかしカタール航空のカウンターだけは混雑。

 飛行機はエアバス330。これはパーソナルモニターを備えている上に、DVDは自分の見たいときに見始められるし、一時停止、巻き戻しもできます。おまけにエコノミーでも足を伸ばせるのです。これは楽でした。食事もよかったです。飛行情報では常にメッカの位置が確認できるというのもイスラム国ですね。そういえば食事はイスラム教の教えののっとって作っているとのこと。

 

そしてうれしいことに、ドーハ〜フランクフルトはオーバーブッキングなのかビジネスクラスになりました。なぜ選ばれたのかはわかりませんが、ものすごくうれしいですね。ウェルカムドリンクに足を伸ばしてもまだ十分リュックが置ける足下、機内食は陶器の皿に金属のナイフ・フォーク。フライトが夕食の時刻でなかったのが残念です。

   

フランクフルトに着く直前に雨が降りましたが、降りたときにはまた止んでいました。フランクフルト・ラインマイン国際空港はタラップでおりますが、そういえばドーハもそうでした。一瞬降りたときの暑さはものすごかったです。45度から50度にもなるそうです。さすがは砂漠の国です。空港駅から列車でフランクフルト中央駅に着きました。コインロッカーに荷物を預け、市内観光へ。

 

  

 といっても3時間ほどしかありません。大聖堂に入り、シティバンクでトラベラーズチェックを換金し、広場を少し冷やかし、マイン川のほとりに出たところでソーセージも食べる間もなく駅に戻りました。発車20分前に着いたのですが、なぜかコインロッカーが開きません。電話番号が乗っていますが、電話なんて全く自信がありません。友人と二人で途方に暮れましたが、あと10分。意を決して旅行センターのようなところで「ヘルプ」してみると係員のいるところを教えてくれました。場所はすぐなのですが、最初は英語が通じず、英語をしゃべることが出来る人を呼んでもらいました。「番号が違っているいるのだろう」という係員を説得してついてきてもらいました。マスターでようやく開きましたが、原因を聞いても答えません。ドイツと言えどもこんなものか…

 さて、ユーロナイト号に乗り込んだのは発車の1分前でした。やれやれ。期待していたシャワー付き一等寝台は豪華とはお世辞にも言えず、寝台幅もA寝台に及ぶかどうか、というところでしょうか。それでもシャワートイレが専用だというのは快適です。びっくりしたのは乗車券を車掌に預けておくシステムだということ。これだと途中で降りることはできません。しばらくはライン川沿いの景色を楽しみました。というより必死でビデオを撮りました。古城が次々に現れます。

食堂車はさすがに国際列車。後に味わったポーランド国内の食堂車はプラスチックの皿、ナイフ、フォークでしたがこちらはきちんとしていました。とはいえウェイトレスはおらず、シェフが配膳から精算まで一人でこなしていました。さて、朝食付きと期待していましたが、実際にはこんなものが置いていただけでした。

 

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