サイゴン 3TAXI 2007/1/14
運転手にTAXIチケット?(領収書)を見せ、後部座席に乗り込んだ。
車は快調に走り出した。
やたらと原付の交通量が多い。
そして、とある異変に気づいた。
ハンドルの皮の一部分が変色しているではないか?
そう、クラクションの部分だ。
さらに観察していると、左手はハンドルを握っているが、
右手はいつでもクラクションを鳴らせるようにスタンバイOKだ。
つまり、Bボタンを押しっぱなしにしながら、
Aボタンはいつでも押せるように準備ができている状態、
これが世に聞くアジア伝統の「Bダッシュ走法」(民明書房刊)か!?
そして、バイクが道を阻もうものなら容赦なく鳴らす。
別にこれは乗ったタクシーがたまたまこうだった訳ではなく、
みんな鳴らす。日本で鳴らしていいのは黒い車だけなのに、
みんな鳴らす。
みんな鳴らすので逆に鳴らさない方が危険なんだろう。
長期滞在すると鳴らし癖がついてしまうかもしれない。
そして信号はあってないようなものだ。
当然、事故の発生率も高い。私は9日間だったが、
バイクの接触事故を2回目撃している。
慣れないうちは少し怖いが、無事フンセンホテルに着いた。
「2万ドンくれよ」と言わんばかりにドライバーは指を2本立てている。
「はぁ? さっき払ったやん?」
だが、彼も譲らない。
しぶしぶ払うがどうも納得がいかない。
これは後日わかったが、欧米人旅行者が増えているので、
チップの習慣を覚えてしまったそうだ。
あれはお礼に渡すはずだが、金額を指定するのはいかがなもんだろうか?
人間が小さいなと思いながらもホテルにチェックインするのであった。
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