この回からは、前回試したExcelVBAのプログラム 「kitaoosaka_shokuhin.xls」の作成手順を説明して行きます。
※ 各店舗の日々の売上データとして、店舗名のついたシートが元々あるものとします。
「マスター」シートを作る
新しいシートを追加して、シート名を「マスター」に変更します。
●「マスター」シート上に、店舗マスターを作成します。
@ 1行目1列目(A列)に「店舗マスター」と入力します。
A 2行目1列目(A列)に項目名「店舗」と入力します。
B 1列目(A列)の3行目以降に店舗名を順次入力していきます。
●「マスター」シート上に、品目マスターを作成します。
@ 1行目3列目(C列)に「品目マスター」と入力します。
A 2行目3列目(C列)、4列目にそれぞれ項目名「品目コード」、「品目名」と入力します。
B 3列目(C列)の3行目以降に品目コードを順次入力していきます。
C 3列目(C列)の4行目以降に3列目の品目コードに対応する品目名を順次入力して
いきます。
「月間店別売上集計」シートを作る
新しいシートを追加して、シート名を「月間店別売上集計」に変更します。
シート上に、表題部分を作成します。
@ 1行目1列目(A列)が、対象月を入力するセルです。
A 1行目2列目(B列)に、表題を「月度 月間店別売上集計表」と、入力します。
B 2行目1列目(A列)〜3行目2列目(B列)に、項目見出し「店舗」「品目」を、入力します。
コントロールツールボックスを表示する
メニューの「表示(V)」→「ツールバー(T)」→「コントロールツールボックス」をクリックしてチェックを入れます。
コントロールツールボックスが表示されます。
コマンドボタンを配置する
@ コントロールツールボックスのコマンドボタンをクリックします。
A 店舗マスターの上部(C列1行)セルの部分にドラッグ&ドロップします。
B この部分にコマンドボタンが貼り付きます。
C 貼り付いたコマンドボタンの(オブジェクト名)とCaptionを変更します。
コマンドボタンを右クリックして、プルダウンメニューを表示し、「プロパティ(P)」を
クリックします。「プロパティ」ダイアログボックスが表示されます。
コマンドボタンの(オブジェクト名)とCaptionを変更します。
● (オブジェクト名):「CommandButton1」→「cmdShukei」
● Caption:「CommandButton1」→「売上集計実行」
コマンドボタンにプログラムを記述する
@ 「売上集計実行」のコマンドボタンを右クリックして、プルダウンメニューを表示します。
A プルダウンメニューの「コードの表示(V)」をクリックします。
B Microsoft Visual Basic エディタが表示されます。
この画面に、「売上集計実行」のコマンドボタンがクリックされた場合のプログラムを記述します。
(次回に続く)
★ 次回:「第5回 会社の売上げを集計するDExcelVBAその3」は、Visual Basic エディタで記述するプログラムについて説明します。