キーンベック病体験記
キーンベック病(月状骨軟化症) とは?
腕の骨と手の甲との境目にある月状骨への血流が何らかの理由で滞り、徐々に壊死するとい
うもの。原因としては手首の過度の反復使用、手首の捻挫から発症することもあるという。一
般的には20〜45歳の男性の利き手に起こる。自覚症状は通常,手関節の月状骨部に局在す
る潜行性の手関節の痛みから始まり,患者には外傷の記憶がない。10%の症例で両側性で
ある
平成12年夏
今日もいつもと変わらない仕事である。8時に岡山の得意先に到着。いつもの棚に担ぎ込みで
納入である。しかし今日は製品が非常に大きく重い。左手で下を支え右手で「よいしょ!」と担
ぐ。左手にかなり負担がかかっている。「きついなあ。」と思いつつ、無事終わり、岡山から全線
高速で会社車庫まで貴社する。そして、自家用に移る前にかばんを取ろうとしたら、いつの間
にか運転席のシートバックの裏のベッドまで滑っていた。それで左手を反るように取る。
「痛てて!」少し無理に反り返して取ったのでいたかった。
そしてそのまま帰宅。しかし、段々痛みが激しくlなる。何時も手首を激しく使う仕事なので、普
通は痛くなっても家に帰る頃には治まっているのに。等と考えているうちミルミル痛くなる。「ま
あ、一眠りすれば自然に治まるだろう。」と思いながら就寝。
しかし、目覚めても痛い。夕方8時に積み込みに出勤。でも、ハンドルが握れない。風が吹いて
も痛いと言うような痛風みたいな(人から聞いた話。)痛さで仕事にならない。
でも、仕事はキャンセルできないので、痛さを我慢して、手首をなるべく使わないように左腕に
荷物を載せて積み下ろし仕事をした。
翌日から結局1週間休んだ。もう、痛くて左手は殆ど動かせない状態であった。1週間もすると
少しましになってきたので仕事を始める。
仕事を始めると以前と比べ痛みは多少ましではあるが、きつい。
それで、近所の鍼灸院へ。
電気治療と整体をしてもらい帰る。気持ち、ましになったかな?ぐらい。