Il trovatore Conductor, Director, Cast and Staff Profile








● 指揮  三原 寛志 (みはら ひろし)

京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻卒業。同大学院音楽研究科指揮専攻修了。卒業時、京都市長賞、京都音楽協会賞、大学院市長賞等を受賞。在学中、青山財団、明治安田生命クオリティオブライフ文化財団より奨学金を受ける。 大学院在学中、大学派遣にてウィーン国立音楽大学指揮科に留学。これまでに国内各地のオーケストラや吹奏楽団、オペラ等で指揮を務め、古典から現代まで幅広いレパートリーを手がける。オペラ分野では関西歌劇団《カヴァレリアルスティカーナ/道化師》 《イル・カンピエッロ》、堺シティオペラ《フィガロの結婚》 《蝶々夫人》、オペラ徳島《愛の妙薬》に副指揮として参加。また、吹奏楽の分野では、ヤマハ吹奏楽団浜松のアソシエイトコンダクターを務め、同団の全日本吹奏楽コンクール出場や年末のPOPSコンサート、職場バンドフェスティバル等を指揮。近年は大阪市音楽団と共演するなど、活動の場を広げている。室内楽や歌曲の分野ではピアノ奏者としても精力的に活動している。






 演出  奥村 啓吾 (おくむら けいご) 

大阪音楽大学音楽学部声楽家卒業。令和4年度に大阪市より「咲くやこの花賞」を受賞。ヴェローナオペラアカデミー・演出課程修了。
2010年に渡伊し、ミラノ演劇学校で演技法を学ぶとともに、フィレンツェ歌劇場などイタリア各地の歌劇場で演出部として研鑽を積む。 2011年にはセグラーテ市主催オペラ「結婚手形」を演出し、イタリアデビュー。2013年帰国。2018年に再びイタリアへ渡り、アレーナ・ディ・ヴェローナの演出チームに日本人として初めて参加。「カルメン(新制作)」のプロダクションに携わる。 ヴェネツィア・ラ・フェニーチェ劇場、フィレンツェ市立歌劇場などで活動した。国内でも新国立劇場、セイジ・オザワ松本フェスティバル、全国共同制作オペラなどに参加。 これまでに演出作品は40作以上。 現在、枚方シティオペラ芸術監督、日本オペラ振興会講師。


 



● ベルコーレ役  成田 博之  (なりた ひろゆき) (バリトン) 

国立音楽大学声楽科卒業。 同大学院オペラコース修了。 文化庁オペラ研修所第10期修了。 第8回日本音楽コンクール1位。 第69回日本音楽コンクール3位。 第5回藤沢オペラコンクール2位。 2003年ミトロプーロス国際声楽コンクール(アテネ)最高位。 文化庁在外派遣研修員としてイタリア・ボローニャにて研鑽を積む。 新国立劇場公演「愛の妙薬」ベルコーレ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」アルフィオ、「アンドレア・シェニエ」ルシェ、「カルメン」エスカミーリォ、二期会オペラ「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「ドン・カルロ」ロドリーゴ、「イル・トロヴァトーレ」ルーナ伯爵、「リゴレット」タイトルロール、「ラ・ボエーム」マルチェッロ。「蝶々夫人」シャープレス等に出演。 CD「リサイタル2012」「リサイタル2016」をリリース。 二期会会員。 国立音楽大学准教授。  








 


● マンリーコ役  樋口 達哉 (ひぐち たつや) (テノール) 

福島県出身。 武蔵野音楽大学大学院修了後に渡伊。 ハンガリー国立歌劇場《ラ・ボエーム》でヨーロッパ・デビュー後、ミラノ・スカラ座に出演する他、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。 ミラノ大聖堂、ヴァチカンのコンサートでも成功をおさめる。 国内でも新国立劇場、二期会を中心に日生劇場やびわ湖ホール等で高評を得る。 最近では2023年《トゥーランドット》、《アンドレア・シェニエ》、《ドン・カルロ》、2024年《影のない女》、2025年《さまよえるオランダ人》で絶賛を浴びる。 その他「題名のない音楽会」、「NHKニューイヤーオペラコンサート」等でも活躍。 イタリアの太陽を想わせる声と華を持つ日本を代表するテノール。 3枚のソロアルバムをソニーよりリリース。 二期会会員。東京藝術大学、武蔵野音楽大学講師。 出身地・二本松市の観光大使。 オンラインサロン【ヒグタツ俱楽部】開設。 2026年2月、二期会《道化師》に出演予定。






● アディーナ役  乗松 恵美 (のりまつ えみ) (ソプラノ) 

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学大学院修了。 京都市立芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了、博士(音楽)号取得。 マダム・バタフライ国際コンクールin長崎 優勝。 ひろしまフェニックス賞、広島文化賞新人賞受賞。 《蝶々夫人》、《椿姫》、《アイーダ》、《トゥーランドット》等のタイトルロールをはじめとして、多くのオペラ作品に主たる役で出演。 また、メサイア、第九等合唱作品のソリストとしても好評をえている。 Studio N.A.T.よりソロアルバム「consolo」をリリース。 日本演奏連盟、日本音楽学会、「ヒロシマと音楽」委員会会員。 中国新聞文化センター、エリザベト音楽大学、比治山大学短期大学部講師。 ミリオンコンサート協会所属。 藤原歌劇団正団員。




● アズチェーナ役  西原 綾子 (にしはら あやこ) (メゾ・ソプラノ) 

大阪音楽大学音楽学部声楽学科卒業。同大学専攻科修了。
《カルメン》タイトルロールをはじめ、《アイーダ》アムネリス、《蝶々夫人》スズキ、《カヴァレリア・ルスティカーナ》サントゥッツァ、《ピーター・グライムズ》アーンティ(三菱UFJ信託音楽賞受賞)、《アドリアーナ・ルクブルール》ブイヨン公爵夫人、《仮面舞踏会》ウルリカ、《ドン・カルロ》エボリ公女、《サンドリヨン》アルティエール夫人、《ファルスタッフ》クイックリー等、数多くの作品に出演している。
オペラ徳島では《リゴレット》マッダレーナ役で出演。
シリアスからコミカルまで、役柄を深く掘り下げた表現力が高く評価されている。 2022年、世界で活躍中のテノール、ステファン・ポップ氏と共演。 「第九」「メサイア」等のソリストも多数務めている。
ドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭に三度にわたり参加、ディプロマを取得。 関西歌劇団理事。大阪音楽大学付属音楽院講師。






 



● フェルランド役  鈴木 健司 (すずき けんじ) (バスバリトン)

愛媛大学教育学部卒業。 大阪芸術大学大学院博士後期課程修了(芸術博士)。 第58回全日本学生音楽コンクール大阪大会1位。 第6回日本演奏家コンクール学生部門1位、第7回大阪国際音楽コンクール学生部門2位、第46回なにわ藝術祭新人賞受賞。 オペラ徳島第4回公演「椿姫」でデビュー後、「フィガロの結婚」、「ドン・ジョヴァンニ」、「コジ・ファン・トゥッテ」、「魔笛」、「カプレーティ家とモンテッキ家」、「ランメルモールのルチア」、「エルナーニ」、「リゴレット」、「仮面舞踏会」、「オテッロ」、「ボエーム」、「蝶々夫人」、「トゥーランドット」、「こうもり」、「アマールと夜の訪問者」等に主要な役柄として出演。 ヘンデル、バッハ、ハイドン、サリエリ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ロッシーニ、フォーレ、三木稔等の宗教曲ソリストとしても活躍している。 現在、男声合唱団グランフォニックヴォイストレーナー、愛知JSバッハ合唱団指導者。





● イネス役  村川 和美 (むらかわ かずみ) (メゾ・ソプラノ)

高松第一高等学校音楽家を経て、大阪音楽大学声楽科に進む。 オペラでは香川県内を中心に「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「天国と地獄」、「ファルスタッフ」、「秘密の結婚」、「偽の女庭師」、「魔笛」、「領事」、「蝶々夫人」、「椿姫」等に出演。 「交響曲第九番」のアルトソリストとしても県内外で出演。 また、2015年、2016年にはイタリアのビトントで、2018年8月にはイタリアのローマで演奏会に出演。 四国二期会海外公演にて、2018年10月にはブルガリアのスタラザゴラ、2019年6月にはウクライナのキーウでも出演。 その他、県内外での演奏会やイベント、また、学校訪問、施設訪問などにも多数出演。 四国二期会会員。


 


● ルイス役  藤田 泰毅 (ふじた やすたか) (テノール)

声楽を若井健司氏に師事。義太夫節を竹本友和嘉師匠に師事。オペラ徳島や四国二期会が主催する数々の公演に出演。 《魔笛》モノスタトス、第二の僧侶、《カルメン》レメンダード、《蝶々夫人》ゴロー、《トゥーランドット》パン、《椿姫》ガストン子爵など、味のある演技に定評がある。 近年、阿波十郎兵衛屋敷や犬養農村舞台に太夫としてデビューし、声を用いた活動の場を拡大中。


 


● 老ロマ役  森川 宗治 (もりかわ むねはる) (バリトン)

高校、大学で合唱サークルに所属。二期会徳島県支部、ソーレ、等の公演に参加。《魔笛》武士Ⅱ、 弁者、《フィガロの結婚》バルトロ。 鳴門アカデミー合唱団メンバー。




 
● 伝令役  今津 崇晴 (いまづ むねはる) (テノール)

オペラ徳島所属。 趣味でリコーダーを演奏している。 ルネッサンス~バロック時代の音楽を愛好し、ソロ楽器としての可能性を探究する日々。 リコーダーのようにしっかり呼吸をコントロールして、さわやかに歌い上げたいと思います。
 

 
   ● 舞台監督  倉片 公 (くらかた ただし)

大阪大学時代に舞台演劇と出会い、1980年に劇団伽羅倶梨演出部に入団、天野衡児に師事。名古屋博のミュージカル「海を往くもの」で初舞台監督を務め、吹田市民オペラ「蝶々夫人」の舞台監督を経て、1993年関西歌劇団定期公演「ラ・ボエーム」(日伊合同公演)から本格的に舞台監督としての活動を始める。その後、各所でオペラ、演劇、バレエの舞台監督を務め、1999年にはニュー・オペラシアター神戸「夕鶴」のイタリア公演、2005年にはメキシコのセルバンティーノ音楽祭オープニング招待作品として同じく「夕鶴」の舞台監督を務めた。 関西歌劇団、喜歌劇楽友協会、伊丹市民オペラ、オペラ徳島、中国二期会、全日本ダンスフェスティバルin神戸、NHK児童劇団ミュージカル公演、劇団AYMミュージカル公演、尼信ブラスフェスティバル、泉の森バレエフェスティバル、川西市市制60周年記念式典、兵庫県政150周年記念式典、キセラ川西プラザオープニングフェスティバル(キセラホール開館記念事業)などを歴任。 2019年の第16回『上方の舞台裏方大賞』を舞台監督として受賞。 劇団伽羅倶梨演出部所属、日本舞台監督協会会員。


  ● 合唱指導  杉尾 節子 (すぎお せつこ) 

武蔵野音楽大学声楽科卒業。 特定非営利活動法人理事。 元徳島文理短期大学非常勤講師



  ● コレペティトゥール  豊島 満理 (とよしま まり) 

武蔵野音楽大学卒業。 数多くのオペラ全曲のレパートリーを持つ。 他、声楽、合唱、器楽の伴奏で活躍している。


  ● コレペティトゥール  角 多恵子 (かど たえこ) 

相愛大学卒業。 多くの声楽団体、管、弦楽器の演奏会、コンクール等の伴走者として活躍している。


 



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第22回公演「イル・トロヴァトーレ」 指揮、演出、キャスト、スタッフ プロフィール