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● 指揮 奥村 哲也 (おくむら てつや) さんにインタビューしました。 (談) |
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● 演出 籔川 直子 (やぶかわ なおこ) さんにインタビューしました。 [プロフィール] 大阪音楽大学器楽学部ピアノ科卒業後、同大学専攻科声楽学科演出修了。在学中に中村敬一・井原広樹両氏・故芦田鉄雄氏に師事。専攻科修了後は演出助手として関西を中心に活動。 関西歌劇団(‘00~’09)・伊丹市民オペラ(’99~)・河内長野マイタウンオペラ(’06~)に毎回参加する傍らザ・カレッジオペラハウス・関西二期会・堺シティオペラなどに参加。 演出活動はザ・カレッジオペラハウスコンサートオペラシリーズ(‘05~’09まで構成として参加)‘10にはシリーズの締めくくりとして「蝶々夫人」を演出。丸亀シティフィルハーモニックオーケストラ第八回演奏会にて「フィガロの結婚」(抜粋)構成・演出。その他、河内長野ラブリーホール「Turandot」「Don Giovanni」・‘10から関西二期会サロンオペラシリーズに参加「愛の妙薬」「コジ・ファン・トゥッテ」「リゴレット」「ドン・パスクァーレ」・堺シティオペラ「アマールと夜の訪問者たち」・広島Maya Opera Produce「メリーウィドー」「ウィーン気質」・ドリームオペレッタ高知第一回公演「こうもり」。 平成24年度伊丹市芸術家協会新人賞受賞。 [インタビュー] Q1. オペラの演出家になろうと思われたきっかけは何ですか。 A1. 大学では初めはピアノ科だったのですが、在学中に演劇部に入っていました。オペラは、視覚的に楽しめる演劇的要素と音楽のドラマが一体化しており、それまで触れた事のないジャンルとして興味が湧きました。卒業間近に決心し、もう一年かけて演出の勉強をしました。 Q2. これまで演出したオペラで好きなものは? A2. 今まで出会ってきた作品のいずれも公演を経るごとに新しい発見を与えてくれていますので、絞りきれないです。作品を問わず出会える作品にチャレンジし続けたいと思っています。後はバロックオペラは様々な理由で日本では上演が難しいのですが、機会があれば挑戦してみたいです。 Q3. オペラ演出に当たって一番大切なことは何ですか? A3. 舞台の上から客席に何を届けられるか。お客様に喜んでいただくこと。それと出演される方々に楽しんでもらうことです。 Q4. 「愛の妙薬」の演出のコンセプトは? どんな作品ですか? A4. 「愛の妙薬」の演出は今回で3回目です。今回も新しい発見が沢山あり、やればやるほど見えてくるものがあります。ネモリーノとアディーナの純真さが際立つ為には、他の人たちのエネルギーの高さが不可欠です。特に合唱の方の出演箇所はとても多い作品ですので次々と目の前で起こる事件に対して鋭い喰い付きでドラマに参加して欲しいと思っております。 Q5. ドニゼッティの音楽とはどういうものですか? A5. ドニゼッティは沢山のオペラを作曲していますが、現存しているもの、まださほど上演回数が多くないものも、価値あるものばかりです。 ドニゼッティの音楽は、音楽から全ての人格を作ることができる幅広さを持っています。 Q6. オペラ徳島の印象はいかがですか? A6. 元気なところ。本番まであと少しですが、 追い上げの意欲が素晴らしく、本番が楽しみです。 Q7. 徳島の街の印象はどうですか? A7. 稽古で伺うたびに街中で何かしらイベントがあり、活気のある街です。阿波踊りを生で拝見した事はまだないのですが、徳島の方々は団結力に富んでいるのだろうと思いました。 (談) |
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