感謝の言葉もありません


 遅ればせながらあけおめ&ことよろです。
 大賞も3回目ですね。
 つまり倶楽部は4シーズン目にはいったのでしょうか?
 じゃわさんと会員の皆様には
 毎度毎度、励まされてばかりで感謝の言葉もありません。
 
 あらためて多感謝。
 

 さて、昨年は人生の頑張り処と心したW杯がありました。
 本を書いたり、スカパー!の広告塔(笑)となったり
 まあ、御存じの通りです。
 自分としては
 無事これ名馬というわけで
 病気もせずにそれなりにやれたことはよかったなあと感じています。

 それにしても
 日本のサッカー文化に大きな変化をもたらすかも知れないと期待していた
 W杯でしたがマスコミは呆れる程淡白にフィエスタの終わりを
 決め込んでしまいました。
 僕が聞いているだけでも相当な数の『W杯アフター本』の
 出版が見送られました。
 検証したり反省したり次につなげるための作業はあっという間に
 止めてしまったわけでこれではもう一歩先が歩めませんね。
 
 最近ではジーコジャパンをどう思いますか?という問いかけばかり。
 もはやトルシエは忘れ去られてしまったようです。
 いいのかなあ。
 マスコミにとってフラット3は宣伝のためのお手軽なキイワードに
 過ぎなかったようです。
 
 岩井監督の『6月の勝利の…』という作品は日本戦を3試合も担当した
 ぼくにはとてもドキドキする内容でした。
 (今週号のサッカーダイジェストではリポートを担当した北川さんも
 そのことに触れています)
 今さらながら、試合について、選手について、
 マイクを通して言及することの難しさを感じさせられました。
 あの時、自分にはどれほどのことが理解できており、見えていたのだろう?
 想像するだけでふるえちゃいます。

 もちろんサッカーの中継に携わって経験してきた知識と理解力と情報をもとに
 真摯な気持ちで臨んだ中継ですが、どこまで本質に近付けていたのでしょう。
 きっと一ヶ月後は違う感想を持つだろうし、一年、二年経ち十年後には
 まったく違う印象を持つような気がします。
 でもそういうものなのですね。
 サッカーは歩んでいく人生の折に触れ、
 年令や経験によって見えてくるものが違うし
 評価も変わってくるものだとも思うのです。

 だから
 これからも心に留めなければならない約束はあれど
 落ち着きのない中継を(あはは)続けるつもりです。
 じゃわさんも会員のみなさんも
  等身大のみなさんが見つめるフットボールを楽しんでください。

 そしてそんな見方もあるのか?という参考中継を
 乍ら、で親しんでもらえると嬉しいです。

                             倉敷 保雄

倉敷倶楽部に戻る