くらクラ大賞2003

くらクラめんば〜のみなさんの投票による「くらクラ大賞2003」が決定しました。

寝耳に水だったリーガエスパニョーラの放映権騒動を経て、
向笠さんとの元祖・黄金コンビが復活した2003年。
投票の出足は悪かったのですが、最終的には1/4の部員さんが投票してくださいました。
ありがとうございましたーーーっ!
しかし、しかし、これほど票が割れたことはかつてなかった。。。
接戦の末に、大賞に選ばれたのは・・・
じゃ〜〜〜〜〜〜〜ん!
報告書No.531 りとさんのご報告でした! おめでとうございま〜す!

「くらクラ大賞2003」

報告書No.531 “ダリオシルバ家”(by りとさん)

ソシエダvsマラガ(第16節)より

(ダリオシルバの絡んだラフプレーの後)
倉敷「あのー、彼(ダリオシルバ)、子供可愛いんですよねー。
   よくあのー、TVゲームとか二人でやってるらしいんですね。女の子だったと思いましたけど。」
戸塚「いやきっと、惜しみなく愛情をそそいでるはずですよ。」
倉敷「違いないですよね、ええ。お父さんがみんな悪いヤツをやっつけてくれるから。」
戸塚「(笑)彼氏が出来たら大変でしょうねー。」
倉敷「大変でしょうねー。それで君は何ができるんだ?
戸塚「いやーどうしましょー。」
倉敷「どうしましょー。」
戸塚「ダリオシルバ家に挨拶に行く事になったら大変ですねー。」
倉敷「大変ですねー。
   いきなりあのドア開けたら、上からゾウキンが落ちてくるかもしれない・・・。」
戸塚「(笑)」

(しばらく後、ダリオシルバがイエローカードをもらった時)
戸塚「やっぱりダリオシルバ家には挨拶に行けないですね。」
倉敷「ふふふ、行けないですね。
   大変ですよね、行ったらきっと。お料理が机の上にあったはずなのに床の上に落ちて、
   いきなり落ちていて誰がやったんだと。」
戸塚「あははは(爆笑)」
倉敷「まず言い訳するでしょうね。」
戸塚「奥さんはきっと、またねー、良い方なんでしょうねー。」
倉敷「ああー。」
戸塚「フォローしてくれて。」
倉敷「心臓に悪いですよね、”ダリオシルバ家”。”ダリオシルバ家の食卓”。」
戸塚「わははは。」

(後半が始まってから
 ダリオシルバをW杯でもっと見たかったという話から)
倉敷「日本にはこんなに(ダリオシルバの)ファンがいるのにねー。」
戸塚「はい。
   ウルグアイ以外でこんなにダリオシルバの事を連呼する中継なんかないと思いますけどねー。」
倉敷「無いですよねー。
   こんなにみんながダリオシルバを知っている国ってのもあんまり無いと思いますけどねー。」
戸塚「家庭にまで僕ら言及してますもんねー。」
倉敷「わはは。そうですね、余計なお世話ですね。」

*次点は、報告書No.566 “誰がガンダム・フリークだ?”(byていくNSKRさん)でした。ほんとうに僅差でした。

<選評>
ダリオシルバ家物語。昨年の最大のヒット作。ガンダムが第2位かな。ぜひとも続きが。FOOT!で取材に行ってくれんかな。1日密着で(笑)。/ダリオシルバの特徴をよくつかんだ会話で、03年で一番印象に残った。/「ダリオシルバ家の食卓」は忘れられません。/『ダリオ・シルバ家の人々』この放送、ものすごく印象に残ってるので。/TVで爆笑、報告書を見て爆笑、一粒で二度おいしい作品でした!/こんなに力を入れた無駄話はほかではきけないですよね、もう最高!!/マジで笑い転げました。ダリオ大好きなんで。/思わず、ダリオシルバにメールで知らせたいと思ったのは、私だけ?/クライフェルトと双璧のいじられキャラのダリオシルバに入れざるを得ないでしょう。流れるようなネタの展開っぷりと「D家の食卓」とかけてまでいるこの実況が今年一番でしょう。/ゲームを私物化ギリギリのところに持ってって、なおかつ観てる人がひきこまれる中継ってのをしてくれるてるという典型。/おれはこういう実況がすきなんだ〜っていう典型です(w。選手やチームなどのサイドストーリーとかを聞いて興味を持ち始め、どんどんリーガにはまっていきました。根底には愛が‥‥おっきな愛があるわけですよ〜〜。この後、ダリオ・シルバから目が離せなくなったのはいうまでもありません。/ダリオ・シルバ、好きな選手です。最初はあんまり好きじゃなかったけど、それでも好きになれたのはひとえにウルグアイでもないのにダリオ・シルバの名前を連呼する実況のおかげに違いありません。率直にそう思います。/いや、まったくもってダリオ・シルバをここまで弄る実況は、サッカー中継多しといえど、倉敷さんくらいかな、と(笑)日本のリーガファンにこれだけ濃いネタを一つ振って下さった偉大な功績を是非讃えたいです(笑)/「ダリオ・シルバ家の夕食」は思い出す度に情景が浮かんできます。勝手に人の家庭に踏み込んで想像(創造?)をたくましくし、大笑いさせて、しかし愛情があるので、もし本人が聞いたって怒らない。こんな話を瞬間的にでっちあげるすごい技は倉敷さんしか出来ないでしょう。/ダリオシルバのオンコートとオフコートを的確に表しているであろう、このやりとりがおもしろかったので。/倉敷さんと戸塚さんのコンビのとき、いっつもサッカーとは無縁の話が出てくるのが型破りで好きです。このダリオ・シルバの話は実際に見てて、大笑いした記憶があります。”それで君は何ができるんだ?”コレがサイコー!!試合の真っ最中にサッカー選手の家庭事情まで推測するような人は、倉敷さん以外にいないでしょう。倉敷さんの発言はいつも『目からウロコ』です。/こういう倉敷さんの実況が大好きです。選手の情報に触れつつ、より深く興味をもてるように間口を広げてくれるコメント。”それで君は何ができるんだ?”このフレーズが即座にでてしまうのは、やっぱりベースにすごい量の「情報」と深い「愛」があるからだと思うのです。/この歯止めのかからないくだらない暴走がこの2人。妄想CMや髪型評論家としての活動も充実してました。/ツボは戸塚さんの「いやーどーしましょー」/戸塚さんとの、二人で果てしなくボケ続ける会話にTVの前でツッコミ入れるのが好きだったんです。/戸塚さんの受け答えが、天然っぽくていい雰囲気だったので。/わりとフワフワしたハンパな返しをしてしまう戸塚さん。なにげにいつも期待してます。倉敷さんがスペースに飛び込めますからね(笑)/リアルタイムで見ていてもう大爆笑したネタです。こういう楽しいやりとりはこのコンビならではですよね。/そこまで言われて確かにそうだと気付きました。個人的にお二人のコンビがほのぼのとしたイメージで好きです。/なんか、いいですよねぇ〜(笑)娘さんの彼氏の心配を私もしちゃう…/娘とお父さん、というシチュエーションに弱いんです^^;/ダリオシルバの子供の彼氏になって、実家に行くところを思わず想像…怖くていけないかも…(遠い目)/もしスカパーが今期もリーガを放送していたら、マラガからダリオ・シルバとバルデスがいなくなったことを一番悲しんだのは倉敷ファンだったでしょう。/マラガの試合を観るときは、試合内容よりも倉敷さん達の“ダリオシルバいじり”を聞くのが楽しみでした。今は聞けなくて寂しいです(涙)/某局のおかげでむこう3年間は倉敷さんのダリオシルバ家関係は聞けないですからねぇ・・・。もう、歳だから引退しちゃうでしょうし。残念です。/ダリオ・シルバねたもたくさんあったな〜。懐かしいです。懐かしさをこめて。/2003年はダリオ・シルバでしょう、やっぱり!2003年、我々が失ったものへの鎮魂の意味と、いつか、リーガの実況を倉敷さんがやってくる日を祈って。


各部門賞は、以下の通りです。

「表現が秀逸で賞」

報告書No.561 “譲り合いの精神”(by スーペルクラシコさん)

『F.C.Barcelona×Betis』にて
クライフェルト、リケルメ、ダニのボールの譲り合いで。

倉敷「みんな、ちょっとずつ良い人すぎましたね」
金子「アハハハハ(笑)点取りたい三人が譲り合いましたね」
倉敷「いやぁ〜、いけないなぁ」
金子「順々に。なんか、あら点が取りたいクライフェルトさんが譲ってくれるなら
   ぼくも欲しいけど譲らなきゃっていう連鎖が起きちゃったみたいですね」
倉敷「ホントですよね。ご近所になんかこう、
   まんじゅう配ってるうちに誰も食べないでカビが生えたっていう感じですよね。
   誰か取ればいいのに」

*次点には、報告書No.553 “ちょっとだけ足りない”(by スーペルクラシコさん)が入りました。

<選評>
観ててゲラゲラ笑ったのを覚えています。/サッカーの試合状況で「ご近所に饅頭を配る」と例える人は他には絶対居ないですよね。/「まんじゅう」というモチーフ、倉敷アナの魅力をそのまま体現しているといえるでしょう。/御近所ネタでまとめてくる倉敷さんが好きです。/優しい部分もあって、いちばん倉敷さんらしい表現じゃないでしょうか。/倉敷さんの「みんな、ちょっとずつ良い人すぎましたね」と金子さんの「あら点が取りたいクライフェルトさんが譲ってくれるなら、ぼくも欲しいけど譲らなきゃ」って「譲り合いの表現」が秀逸。クライフェルトがメンバーにいることでさらに際立ったかな?/やっぱり鍵はクライフェルトにあり?未だアヤックスの小僧だったころのイメージが抜けない私ですが。/金子さんとの掛け合いでクライフェルトネタは外せないわ。/『出た!食べ物ネタ!その1』ということで。と言いますか、バルサ、饅頭にカビ生やしてる場合じゃなかったですよね…/ご近所さん同士のほのぼのした感じがうまく表現され、先シーズンのバルサをあまりにも的確に表現してるから。/だいぶ昔なのですが、記憶に残っています。/自分で見ていて、覚えていたからです。/その試合は見てないけど、3人の姿が目に浮かぶです。/この報告書を読んだだけで、どんな光景だったかが目に浮かびます。草サッカーではこういうことよくあるんですけどねー。/フットサルやってるとゴールによくカビ生えます,いやまじで。


「キャラいじりが得意で賞」

報告書No.556 “キミにしかできない”(by スーペルクラシコさん)

『Espanyol×F.C.Barcelona』にて
クライフェルトらしいパス。だが誰もいない。

倉敷「お客様が来て、うまい料理を作ったのに出すの忘れたみたいな感じですよね」
金子「うはははは(笑)」
倉敷「キッチンに置きっぱなしっていうね」

*次点には、報告書No.633 “環境にやさしいフィーゴ”(by えあぐるーぶさん)が入りました。

<選評>
これしかない。/クライフェルト!/クライフェルトだから。/クライフェルト最高です。/この部門はクライフェルトいじりしかありえないでしょう。クライフェルトが泣いてる情景が見えてしまったから。/まさにクライフェルト。見事ないじりです(笑)。ユーロでの彼の活躍に期待。/いやぁ、やっぱりクライフェルトネタはおもしろい!/クライフェルトらし過ぎる!/彼に対するたとえが的確。/大好きなクライファートを見事に表現しきってたので。/そんなとこが憎めないんです。クライフェルトネタははずせません。/やっぱりクライフェルトのいじりが一番?/やっぱりクライフェルトのアニキで。そしてこれもやっぱり食べ物ネタで。/倉敷さんっぽいからかな。パン食い競争もうまいんだけど、クライファートの方はたぶん倉敷さんだけでしょう。倉さんならではで賞でも良かったくらい。/倉敷さんらしく忘れられない表現なので。/クルイベルの“素敵な”特徴を見事に表現されていたと思います。だからこそ嫌いになっちゃったんだよあなぁ、クルービー(苦笑)/最近、柳沢のヘタレなシュートを見るたびに、「まるでクライフェルトみたいやなぁ」と思う自分がいます。ボールの受け方までは、世界レベルなのに、何であんなヘボシュートばかり…綺麗な由香里ちゃんを嫁にもらった限りは、絶対に頑張ってほしいです…趣旨からズレまくり(謝)


「ヲタクで賞(笑)」

報告書No.566 “誰がガンダム・フリークだ?”(by ていくNSKRさん)

レアル・ソシエダ vs オサスナ より

倉敷さんの先制攻撃
倉敷「コメンタリスタは、ガンダムフリークの粕谷秀樹さんです。
   どうぞよろしくお願いいたします(笑)」
粕谷「よろしくお願いします(苦笑)いきなり来るか(笑)」
倉敷「力の抜けるコメントですいませんね」
粕谷「いやいや、とんでもない(笑)」

正念場を迎えたラ・レアルについてコメント
倉敷「まぁ、ここまではですね、『ガンダムの性能だけで戦ってきたのか?』、
   そっから先は『アムロはニュータイプなのか?』という話になるわけですね、
   粕谷さん的には」
粕谷「そうですね(笑)どうやってこの辺の選手たちが“覚醒”していくか、ですね」
倉敷「あぁ、“覚醒”していくか、ね」

前半21分、踵を踏まれても怒りもしなかったホセ・マヌエル・マテオについて・・・
倉敷「あのへんは、あれですよね。フィールドの中での選手たちの人格が出ますよね」
粕谷「出ますよね、はい」
倉敷「フィールドの中だ、と限定した話になりますけども・・・」
粕谷「えぇ・・・えぇ・・・はい」
倉敷「フィールドの中と外では、ほんとにジキルとハイドみたいな人いますからね(笑)」
粕谷「フィールドの中は別に・・・別にジキルでもいいとは言わないけど、
   まぁ、ある程度激しさはね・・・」
倉敷「えぇ・・・」
倉敷「あってもしょうがないですけどね、フィールドの外はハイドでいてほしいですね」
倉敷「そうですね・・・」
粕谷「逆の選手いるもんな〜」
倉敷「フィールドの中ではエースと呼ばれるパイロットがね、
   妹に言わせると『兄は鬼子なんです』っていう人いますからね(笑)」
粕谷「もってくるな〜(笑)」

前半27分、マンフレディーニの突破から・・・
倉敷「(マンフレディーニの)マドリー戦のゴールは速かったですね〜」
粕谷「速かったですね〜〜〜」
倉敷「“赤い彗星”って感じでしたね(笑)」
粕谷「徹底的にいきますね、今日はね(笑)」
倉敷「相手によって(笑)」
粕谷「ははは(笑)」

*次点には、報告書No.551 “加速スイッチ”(by れに〜さん)が入りました。

<選評>
ヲタクといえば、これしかないでしょう。ガンダムフリーク。/「ヲタク」度で選べば、これかなと。/鬼子のくだりなんて、よく覚えてるなあと感心します。/ガンダムネタというわかる人しかわからないネタで攻めたくらっきー&粕谷さんに拍手!!/セイラさんの台詞なんか知らない人は徹底的に知らないというのに・・・頼まれもしないのにやってしまう倉敷さんが好きだー!/ガンダム好きは粕谷氏じゃなくて倉敷さんじゃ・・・/ガンダムフリークは粕谷さんだけじゃない!!とツッコませる発言の数々、無理やりだけど、延々とひっぱり続けるガンダムネタに平伏しました。/これだけガンダムネタで畳み込まれては。/ほぼ1試合、ガンダムネタで通した心意気(?)を買って。/始めからの繋がり、こんな解説倉敷さんにしかできまい。/最初からのネタを被せて徹底的に使ってる所がさらにヲタク度を増してます(笑)/徹底的な攻めっぷりに、ノリノリな倉敷さんの姿が目に浮かびます。/えらいひっぱり具合でしたし、その相手がカイケツ粕谷。言いたくてたまらない、「まだまだいけるよ」という余裕の部分と、「でも今は実況しなくちゃ」という、この我慢している部分ともどかしさが感じられる実況でした。ガンダム好きなので、理解できるんですよね〜。/残念ながら、私にはついていけなかったお二方の突っ走りっぷり。/徹底して解説者の得意技(趣味)で遊ぶ、オンエアで。これができるのはこの人だけだ。/ヲタクもヲタクだとは思うんですが、それより何より、まぁ倉敷さんもお好きだからだとは思うんですが、粕谷さんが相手だと殊更徹底的にネタを振る姿に、ゲストの方に併せて実況するという倉敷さんのポリシーをひしひしと感じて思わず「プロだ…」と感じ入ってしまいます(^^ゞ/粕谷氏をイジレルのは倉敷さんのみ・・・^^/どれも捨てがたいんですが、個人的にガンダムが一番うけました。/今年はこれで決まりでしょう!個人的にはこれしかないっす!!/ガンダム好きなので(w。/ガンダム私も大好きなので、ネタに持ってきてくれると非常に嬉しいです。/ガンダムフリークとして、ガンダムネタに反応しない訳には行きません。会話上では倉敷さんが一方的に主導権を握ってますが、サッカー実況でなければ粕谷さんももっと絡んでくれたでしょうに。/ガンダム熱が再発してしまったので。年始にテレビでガンダム3部作を見てしまったから。/僕もガンダムだ〜いすきだから(笑)。キャラでは粕谷さんとは違い‘ランバ・ラル’がいっちゃん好き。/私も昔そうでしたので悲しきかな、大ウケしてしまいました。/ガンダム好きにはたまらない試合でしたね。ガンダム嫌いな人には・・・/粕谷さんたちってみんなファースト世代なのかなあ、やっぱり。ララアは最強のコーチかしらん。ガンダムシードってTVで観るぶんにはおもしろかったと思ってるんだけど、どうですかね〜〜。「チームのOSを試合中に書き換えるコーディネーターのような監督」なんてかんじでネタ希望です(爆)。秒でおちてくロスタイム表示はまるで戦艦ヤマトの(以下略)/京都は木屋町に「Base−G」というガンダム好きのオーナーが開いたバーがあります。ディスプレイはホワイトベースをイメージした、とってもナイスな所。是非、お二人を連れていきたいなぁ(笑)


「倉敷さんならではで賞」

報告書No.617 “微妙”(by えあぐるーぶさん)

リーガ・エスパニョーラ第34節 R.ソシエダ×レクレアティーボ戦から

後半27分。コバチェビッチへのパスがオフサイド。
ちょっと「微妙」な感じがするかな?というリプレイが流れている最中。
倉敷「う〜ん微妙。取ってもおかしくはないけれども・・・。」
戸塚「オフサイドのときって『微妙』としか言いようがないですね。」
倉敷「おっしゃる通りです。」
戸塚「なんか他にもっといい表現がないのかなといつも思うんですけども」
倉敷「ま、そうですね。それは放送人の一人としてこう、耳に痛いですね。」
戸塚「いやいや、僕もそうなんですけど。」
倉敷「(少し沈黙し)変えましょう!それも使うけど・・・」
戸塚「(かぶさるように)『微妙』止めましょうか?」
倉敷「いや、止めません。止めません。使うけど、他のを考えましょう。」
戸塚「『微妙』の登場頻度を減らしましょう」
倉敷「減らしましょう、はい。
   後なんだろうなぁ、僕はよく『デリケート』ってよく使っちゃいますねぇ。」
戸塚「あぁ〜『デリケート』使いますね。」
倉敷「もうちょっと増やしましょう。」
(ここでニハートがチャンスを作る)
倉敷「何か自分の首にこう、真綿を置いて首絞めていくような・・・
   まぁでもね、そうしないと言葉は増えないですからね。」

*次点には、報告書No.550 “これって番宣?”(by ていくNSKRさん)が入りました。

<選評>
これを聞きながら「微妙」じゃなかったら何だろう?としばらく考えてました。結局結論は出ませんでしたが。/最後の「こうしないと言葉増えないですからね。」というのは真理ですよね。我々も心して聞かないとですよね!/言葉を大切になさる、倉敷さんのお仕事に対する姿勢を感じて。/倉敷さんと戸塚さんの向上心に敬意を表して。/倉敷さんの言葉への「こだわり」がとても好きなので。/一つの言葉、一つの言い回しにも気を遣い、常に自己鍛錬(?)を続ける姿勢はまさに倉敷さん。/インパクト自体は弱めのエピソードだとは思うのですが、仕事に対する倉敷さんの前向きで真摯な取り組みに、あらためて感銘を受けたのでこれに。/紋切り型の言葉しか使えない実況アナがほとんどの中で、やっぱり一言、一言にこだわって大事にしていきたい、という倉さんの思いが伝わるセリフですね。「実況界のファンタジスタ」のさらなるご活躍を願いまして。/やっぱり、倉敷さんの素晴らしさを一番感じる報告書だと思います。わたしも微妙の登場頻度を減らし「デリケート」を使います!(笑)/倉敷さんの「言葉」に対するこだわりと感性が、よく伝わってきました。でもそこで「でも自分にとって難しいことなんだ」という身悶えも吐露してしまうところが、倉敷さんらしいな、と。そう言いながらも、次のステップへ行っちゃってるんですけどね…きっと。私は結局「ええ!そんな言葉選びを!」と驚かされてしまうのです。/普通、こういうのは一度限りのネタであることが多いのですが、次週にまで引っ張ったのが倉敷さんらしいと。/実際、見てて、笑った。日本人のボキャブラリーの限界に挑んだといえる。。。。と、いっておこう。/「表現が秀逸」であり、「名コンビ」でもあり、いい意味で「(言葉)ヲタク」でもある、まさに「倉敷さんならでは」の逸品!/「いっぱい聞けて、いっぱい楽しめる」倉敷さん実況を願っています。いっぱい聞きたい!あ、でも、倉敷さんは「絶妙」よん。/こんなにも企業努力?している倉敷さん、これからも頑張ってください!/減ってますか?


「名(迷)コンビで賞」

報告書No.583 “本領発揮”(by ていくNSKRさん)

Rマドリー vs デポルティボ より」

金子「ちなみに今、バルダーノとブトラゲーニョが話してましたけれども
   その横にいらっしゃった白髪の男性はディ・ステファーノさんでしたね」
倉敷「はい」
金子「CMやってるんですよ、スペインで、ビールのCM」
倉敷「あ、そうですか、へぇ〜」
金子「非常にかっこいいですけれど・・・」
倉敷「はい」
金子「最初は、アトレティコのフェルナンド・トーレス
倉敷「はいはい」
金子「『子供のころ好きだったのはキケだった』と」
倉敷「えぇ」
金子「で、キケが、『子供のころずっとグアルディオラのプレーが好きだった』」
倉敷「ほぉ〜・・・」
金子「で、グアルディオラが『や、もうずっとベルント・シュスターが好きだった』」
倉敷「ははぁ〜」
金子「ベルント・シュスターは『ニースケンスが好きだった』」
倉敷「ははぁ〜」
金子「ニースケンスは、『マリオ・ケンペスが好きだった』」
倉敷「ははぁ〜」
金子「で、マリオ・ケンペスは、『ディ・ステファーノが神様だった』と・・・」
倉敷「そっから先には戻らないですよね(笑)」
金子「で!ディ・ステファーノが・・・」
倉敷「え?!
金子「『今はフェルナンド・トーレスが最高だ』と」
倉敷「あ〜〜、なるほど〜そうか!」
金子「で、ビールをキュッと飲むというCMがあるんですけどね」
倉敷「なるほど、一周するわけか〜」
金子「はい」
倉敷「おしゃれなCMですね、それはね」
金子「はい、感動しちゃいました」
倉敷「えぇ」
金子「マリオ・ケンペスの太りっぷりがショックでしたけど、ぼくは」
倉敷「闘牛士からトロのほうになってしまったんですかね(笑)」
金子「えへへ(笑)」

なんでもない話題ですが、この二人の話術はスゴイ
さすがカリスマ・コンビ、感服しました
最後にオチがきちんとあるのは、ご愛嬌(笑)

*この部門ではダントツの強さだった報告書No.531の“ダリオシルバ家”(byりとさん)は
 「くらクラ大賞」を受賞したので、
次点の作品が繰り上げ受賞となりました。
 これにより報告書No.571 “怪しすぎ・・・”(byちょ〜じさん)が次点に入選。

<選評>
話のテンポが良いかんじで。/この遣り取りが黄金コンビですよね。/このお二人はサッカーの知識・愛情にあふれてますね。ただ資料の内容をなぞるような実況・解説でなく、こういったファンの心をくすぐるような中継が増えればな、と思います。/これ、TVEで代表戦やってたときCM観ました!シンプルですけどとっても印象に残りました。ケンペスの変わりように私もたまげまして、これが記憶に残ってるのとお二人のかけあいが見事!の一言につきるので1票です。/これは、もう「見たい!」の一言です!CMが。でも、それをこうやって2次3次使用でも読者に伝わるあたりは流石ですね。金子っちと倉敷さんのコンビは最高でした!/やはり倉敷・金子コンビですね。/お笑いコンビ賞(?)なら戸塚さんですが、金子さんとウンチク合戦になったときが一番聞きごたえがあると思います。/どれも面白く1つには決めがたかったですが、やっぱ名コンビといえば倉・金かなっ!って思っています。/昨シーズンは余り回数多くなかったですが、やっぱりこのコンビが好きですね〜。辛口の金子さん&優しくフォローする倉敷さん、または、暴走する倉敷さん&冷ややかにツッコむ金子さん、というバランスがたまらなかったです(^^ゞ/やはり名コンビとはこの二人でしょう。ディ・ステフファーノのようなストライカーが日本にも誕生しないかな・・・(これは関係無いか)/この二人のが見たい、聞きたい!!/普通の中継では聞けないような魅力的な話しを実況のあいまに聞けるのが、いつも楽しみでした。/このコンビは最強かと思います。二人の実況が聞けなくなって私の人生の楽しみが一つ減りました。これを選ぶのはその意味も含んでいます。/最近見られなくなってしまって悲しい名コンビ。日本のサッカー中継黄金の2トップが、またタッグをくむ日は来るのかしら・・・/どの解説の人も倉敷さんとやるときが一番楽しそうに感じます。一番迷いましたが、今現在、見ることができない、そして最初にはまったコンビなので金子さんに(涙


以上、なんですが、
個人的に「特別賞」を差し上げることにしました。

「特別賞」

報告書No.598 “ポロり・・・”(by レブさん)

レアルマドリー VS FCバルセローナより

前半のハイライトシーン、ボナーノがイージーなボールを落としたシーンで。

倉敷「13分です、レアルマドリー。ロベルトカルロスのフリーキック、
   クライフェルトがクリアしたそこからの・・・まだボールがあります。」
戸塚「これですよね。」
倉敷「ボナーノ、ポロり。」
戸塚「この妙な対応。」
倉敷「ええ。」
羽中田「これはキーパーのミスですよね、完全に。」
戸塚「ええ・・・(どことなく重たい雰囲気)。」
倉敷「これはエル・クラシコであってですね、
   スターの水泳大会ではないので、ポロりは必要ないんですがね。」
戸塚「なにをぬかしてるんですか!(元気に突っ込み)。」

*や、なんちゅうか、これ、ワケもなく好きなんですよぅ!(爆)


以上のとおり決定いたしました。
ご報告してくださったみなさん、そして投票してくださったみなさん、ありがとうございました!

*なお、2003年度の報告を見直していたら、報告書の番号がダブっている箇所を発見してしまいました。あちゃ・・・(苦笑)
番号を振り直していますので、投票してくれた番号と発表された番号が異なっています。ご了承ください。

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