閑谷学校とイサムノグチ庭園美術館

素晴らしい石塀を求めて、閑谷学校(岡山)とイサムノグチ庭園美術館(香川)に、行ってきました。瀬戸、鳴門、明石大橋を一日で渡るなんて、盆正月クリスマスを一度にするようなものかなぁ、なんて思っていたサエナイ頭が到着するやいなや、その石塀にココロを奪われました。存在感もさることながら、「高さ」がとてもいいのです。外から中の建築は屋根しか見えないのですが、それが美しく軽やかに見せられており、中に入れば地盤が上がっているので、近景をさえぎりながら、遠景の山々が見える高さに押えられている。
2xrsflfd この高さは意図的かどうかわかりませんが、ここで学び、ここで創作活動をしたいという強い思いが、石を積む行為によって現れたものだと思います。イサムノグチ彫刻庭園の一番高い、屋島がよく見える場所に、作品がポツンとおかれています。少し傾けられているその作品は、作家亡き後もこの地と向かいあっているようでした

2006年05月28日