ポンポン山にて

今日は休みだ!晴れだ!となると、ピッケルやアイゼンをもって夜行列車で北アルプスへ、なんてことはなく、高槻市最高峰?のポンポン山にイソイソ出かるだけの私でも、3/20の八ヶ岳連峰の阿弥陀岳遭難事故(3人パーティが全員凍死)は恐ろしいものに感じます。冬期の八ヶ岳連峰に吹き付ける風は最北の蓼科山で左右に別れ、また甲府盆地で合流するルートをたどるという。その風はとても乾燥し、ときには−20℃になるらしい。そのため、八ヶ岳の雪は本当にサラサラしてきれいであり、晴れていれば、楽しいトレッキングができる一方で、このような事故が起こる。登山者は強い低気圧が来ているとわかっていたとしても、以前から計画していた登山を中止するのを悔しく思い、だめだったら引き返せばいいと自分を納得させて出発してしまうのだろうか。仕事でもなんでもそうなのでしょうが、特に山登りには余裕が必要であると、改めて感じさせられる事故です。

2006年03月21日