八ヶ岳2008秋②

二日目は山歩き。昨晩は清里地ビールを飲みすぎましたが、どうにか、オクさんとタケヒロの寝顔を見ながら、宿を5:00出発。6:00に登山口近くに車を止め、山歩き開始。ソマゾエ尾根で南八ヶ岳連峰の横岳を目指します。天気は昨日に引き続き快晴のようで、標高1600m周辺の紅葉が朝日を浴びて、より鮮やかでした。 9:30、樹林帯を抜けハイマツ帯へ。一気に視界が開くこの瞬間がタマリマセン。八ヶ岳主峰の赤岳がすぐそこに見えます。鞍部を歩く登山者のものでしょうか、クマ鈴の音、遠く霞みの中には冠雪した富士。アタマの中に無造作に積み重ねられた、いいこといやなこと、楽しいこと悲しいこと、あらゆることが、フワッとカラダに浸み込んでいくようです。合掌。10:30、横岳(2829m)着。赤岳と阿弥陀岳の連なりに見惚れていると、仕事のTELが数本。息切れしてますけど、大丈夫ですか!?なんて尋ねられる。しばしの休憩で元気になると、赤岳まで足を延ばそうかという気持ちが積乱雲の如く、モクモクと現れるのをグッと押さえつける。下山が日没後になることは、とても危険です。
横岳山頂下には「小同心」、「大同心」と呼ばれる2つの岩塊が突き出しています。下から見上げるとシルエットが経文を唱えるお坊さんに見えるといわれ、まさに、多数のものが一点に向かう心、大同心を表しているように感じさせる造形です。16:00、無事下山。久しぶりの山登り、コタエマシタ。

2008年10月22日