八ヶ岳のアトリエ②

新緑まっさかりの八ヶ岳。溢れんばかりの緑。地面を覆うシダ類や、シラカバ、ミズナラ、カラマツといった高木類の賑やかな芽吹き。山小屋つくりの第一歩として敷地高低差のレベル測量しました。枝葉で見通せないところが多く、春を迎えたばかりなのにスマヌ、スマヌとノコギリを入れます。夕刻、測量を終えると、意外に高低差があることがわかりました。加えて、落ち葉や腐葉土が幾重にも積層する地面は柔らかく、また、冬の積雪や凍結深度など、基礎形状がとても重要になることを改めて思いました。帰路、遠くから届く春セミの声。梅雨空にかすむ八ヶ岳。稜線の雪はあとわずかです。

2013年06月05日