八ヶ岳のアトリエ④

ようやく、配置が決まった「八ヶ岳の山小屋」。敷地に糸を張り木杭を打ち、森との相性がよくなるような線を探しました。高低差、残したい樹木、雪がたまりやすいクボミ、夏の木漏れ日、冬の光、そして、八ヶ岳から吹き下ろされる冷たい風などなど、通常の仕事ではあまり考えることがない自然との関わりを形にしました。とはいえ、設計はまだ半ば。山歩きを楽しむ人や動物たちのリズムを大切にしながら、しずかな、たたずまいを探っていきます。

2013年11月25日