八ヶ岳へ・・・,2011初夏②。

昨日の上高地から、八ヶ岳に移動。いつものことながら、オクさんとタケをロッジに残し、AM6:00から、杣添尾根で八ヶ岳主峰・赤岳を目指します。ワタシの足で往復9~10時間の道のりです。途中、アイゼンをもってきたらよかったなぁと思わせる残雪がつづく。スリップすればずいぶん下まで滑っていきそうなトラバ-ス、2か所あり。ようやく視界広がるハイマツ帯へ。ここまで登れば、心地よい疲れで満たされるココロとカラダ。途中、下山していった高齢者グル-プの方々は、アイゼンをもっておられるのだろうかと、ふと、気になる。 ハイマツ帯から稜線に出て、1時間ほどすると、雲の切れ間から、赤岳。去年の秋、県界尾根ル-トからでしたが積雪が怖くて、引き返したこともあって、いとウレシイ再会。あと、1カ月もすれば、花咲く高山植物を求める登山者で、にぎわうであろう稜線を、ゆっくり進みます。
いよいよ、最後の登り。高度感を気持ちよく感じさせてくれる吹き上げの風。背面に見えるはずの横岳や蓼科山は雲の中。眼下に見える山小屋・赤岳展望荘。従業員の方々はシ-ズンに向けた準備で忙しそうでした。PM11:30、赤岳山頂着。祠に合掌。少し青空が見える。梅雨の晴れ間にもぐり込んだような気持ちで、しばし、昼寝。昨日の上高地でも聞こえた蝉の声が、足元に広がる美濃戸の森からも伝わってきた。残雪と蝉の声、そして、新緑のざわめき。もう夏山が始まろうとしています。PM4:00、下山。

2011年06月17日