八ヶ岳2008冬

年末からの強い寒気がようやく北上し始めた年明け4日、いざ!八ヶ岳へ。道中雪はなく道路は安心でしたが、景色はもの足りず。それ故、八ヶ岳の白い頂を諏訪SAから見たときは、いとウレシイ。八ヶ岳は幾つかの山の連なりですが、最南端の山が編笠山(2524m)。その名の通り、優しい山容。頂上は360度パノラマで、富士山や南アルプス、そして、中央、北アルプスを見晴らすことができます。今年最初の山登りはその編笠山から始まりました。
昨日は夕方、八ヶ岳着。十分に睡眠をとり、AM6:30にホテルを出、7:30から歩き始めました。ただし、春夏秋期間中は、車通行できる編笠山登山口までの道路は冬季閉鎖されているため、徒歩。蛇行を繰り返す舗装道のまま歩けば、相当の距離になるので、山中を進みます。時々、聞こえる鹿の鳴き声がさらに静寂を誘う。道らしきはなく、笹、枯れ枝を掻き分け、登ること90分、ようやく登山口の観音平着。キツ〜ィ準備運動でした。さて、ここから先は積雪。硬く締まった雪なので、アイゼンがよく効きます。朝方の雲も何処かへ去り、遠くに富士。合掌・・・。あとは無心に歩くだけ、リズム良く呼吸するだけ。
12:30山頂着。最後の30分、新雪と急勾配でクタクタになった体に、飛び込んでくる大パノラマ!南アルプス、その向こうに中央アルプス、御岳、そして北方には穂高連峰。すぐそばには八ヶ岳主峰赤岳。ただ、ものすごく寒く、怖いくらい。カメラ三脚も凍ってしまい足が伸びず、アタフタしてる間に、指の動きもアヤシクなってきた。山頂でゆっくり昼メシ、という余裕もなく、とにかく写真を数枚撮っていると、登山者の姿あり。ようやく、いたいた!この日初めて会うので、はりきって挨拶するも、寒さで口まわらず。相手も、然り。13:30下山開始。16:00車に着。西風少々、気温−2℃。日暮れ前に、無事下山。とてもきれいな夕陽が見えました。

2008年01月09日