八ヶ岳2007秋②

昨日は盲導犬センターを後にし、予約してある蓼科のペンションへ。スーパードライ中瓶2本でぐっすり睡眠し、翌朝、5時起床、いざ新穂高へ。ワタシは西穂高独標に登る予定。オクさんとムクはペンションでゴロゴロする予定。相変わらず雲多く、眺望は期待薄だなぁと思いながら、新穂高ロープウェーに乗り込んだAM10:00。車内満員。他に登山者なし。観光アナウンスがウルサかったロープウェーを下車し、飛騨牛串焼き600円の看板を見ながら、登山口へ。急に辺りは静寂となり、ガスが濃い。しかし、久しぶりの山歩き。意気揚々と歩くこと30分、早くも息、パクパク。いかん、いかんと歩幅小さくゆっくり登る。約90分で西穂高山荘着。依然と、ガス濃いし。お昼ごはんに、とんこつラーメンを注文。インスタントラーメンのようであるが、いと美味い。汁も残さず吸収。登山者は他、30人くらい。その多くは天候が悪いので、先には進まない様子。
西穂高山荘を後に、視界の悪い尾根道を登る。晴れていれば、歓声を上げたくなるような景色が見えるだろうなぁと思っていると、ハイマツ帯に雷鳥の姿。夫婦かな?さらに登ると、雲間に、明神岳から前穂高、奥穂高(写真上右)が見えた。この瞬間、疲労は100万光年の彼方へ。
そして、登山道の先に、目的の西穂高独標とその奥にピラミッドーピークの姿が。次の雲がやってくるまでに、頂上へたどり着けば、穂高連峰の急峻壁が目前である。ぜひ、見たい!と気持ち急くけど足遅し。すれ違う登山グループが「いやぁ〜、穂高、見えたぁ」と足取り軽く下山していく。
13:30、西穂高独標到着。穂高は、またまた雲隠れ。しかし、眼下の上高地、目前のピラミッドピークに見惚れる。雲が這う嶮しい山肌に、人がくっついているのが見えた。ここ独標から先、西穂高岳から奥穂高岳への縦走路は上級者ルート。”転ぶ”ではなく”落ちる”ルートを垣間見た。
30分ほど、穂高連峰が現れるのを待つ。が、残念。最終ロープウェー16:45をめがけて、下山。また、来ます。(つづく)

2007年10月24日