釈迦ヶ岳と大日岳/大峰奥駈道①

久しぶりのブログとなりました。そして、久しぶりの山歩きです。目指す山は大峰山系の釈迦ヶ岳(1800m)と大日岳。登山口の一つである十津川村、旭ダム奥の「峠の登山口」には、高槻を5:00出発して8:30に着きました。十津川街道から旭ダムを経て登山口までの約7,8キロ蛇行道には落石が多い
らしく、その間の路面には大小無数の石。パンクにも要注意です。さて、登山。きれいな駐車場トイレで荷を減らし、「世界遺産・大峰奥駈道」と書かれた登山口に入ったのは9:00。足をホグすように歩き、汗がにじんでくるころ、尾根に出ました。遠くに釈迦ヶ岳、そして、槍ヶ岳のような山容の大日岳が見えます。「あの尖ったところにイキマス。」とオクさんに説明すると、「Who?」いや「フゥー」というタメ息が返ってくる。
それにしても、暑い。新緑の芽吹きはまだなので、木陰もほとんどなし。途中、登山道脇にザックが転がっていた。誰もいないのに?と見れば”重いので置いていきます”とメモが添えてある。あと釈迦ヶ岳山頂まで一時間以上あるのに。水は?食料は?と思いつつ通過。暑さでバテられたのかもしれません。
釈迦ヶ岳まで20分という位置に水場がありました。常緑樹帯の中の日陰に痛くなるほど冷たく美味しい水が湧き出ています。こんな暑い日には、首筋を冷やせばなんとも気持ち良い。お釈迦様のおられる頂上まで、ひとふんばりです。
しかし、なんと、そんな、ウソ、アァ・・・。山頂に着くとおられるはずのお釈迦様が見当りません!それとも、フトドキモノ には見えないのかと思いきや、”あたたかくなったら、帰ってきます”を意味する木札がありました。どうやら修復されているようです。ならば仕方なしと思っていると、年配の方が山頂へ。その方、乱れた呼吸を整えつつ、すぐにお祈りを奉げる。その方には、お釈迦様がしっかりと見えてるようでした。(つづく)

2007年05月10日