八ヶ岳2006秋①

焼岳を下山し、長野道松本ICから中央道小淵沢ICを経て、清里へ。ムクもOKのペンションに泊り、あくる11日は今回の八ヶ岳縦走ゴール地点、天女山Pへ車をおいて、徒歩で清里へ。昨日の晴天に代わって、今日は朝からシトシト雨。3時間ほどで清里着。登山に備えて地ビールをたっぷり吸収して、スタート地点最寄の宿泊地、八ヶ岳高原ロッジへ向かいました。夕方、雨は止み、雲が切れてきました。天気快復の模様。清里のペットホテルに預けてきたムクはどうしてるかな?朝から快晴。高原ロッジから別荘地を抜け、登山口へ。ここからソマゾエ尾根で横岳に向かいます。マイナールートなので、人通りが少ない。オクさんが遅れ気味。迷う道ではないので、お互い自分のペースで登る。森林限界を過ぎると、左手には赤岳が迫り、背後には清里、野辺山の街々、そして、奥秩父連山、富士、南アルプスの眺望が広がりました。山登りをしていて好きな瞬間は、この樹林帯をぬけた時です。ポ〜ンと大気中に投げ出されたような爽快感があります。ここで遅れていたオクさんを待って、ソマゾエ尾根と縦走路分岐点、三又峰まで、もうひとふんばり。
三又峰から、一旦、赤岳と逆方向に歩いて、横岳へ。ここからは、前回も歩いているのですが、その時はガスと風で何も見えませんでした。今回は別世界。すみずみまで見えます。横岳で昼休憩。硫黄岳の爆裂口、ほれぼれする程かっこいい岩塊「大同心」が眼下に。優しそうな中高年4人パーティーが息を切らして、登って来られた。写真を頼まれたので、「どういうアングルにしますか?」と尋ねると、「顔より、景色をきれいに撮ってぇ」とのこと。横岳をあとにし、赤岳へ向かう。この行程は、クサリ場が多く、慎重に歩く。先ほどの4人パーティーもゆっくり難所を越えている。リーダーが、そこへ足置いて!息を整えてから!なんて声をかけている。そんな姿を見て、ワタシもあの歳になって、こんなところへ来れるかなぁ?とフト思ふ。今日、泊まる山小屋「赤岳展望荘」が見えてきました。前回も泊まった快適な山小屋です。その向こうに赤岳が迫ってきました。
(八ヶ岳2006秋②につづく)

2006年10月21日