萩原台の家

住まいというより、ほぼ仕事場としての機能をもつ建築。白い外観に対して、ダ-クな内装を希望された施主様は書物やCDの所有が数多く、それらを納めるために書庫室と、ほとんどの壁を作り付け本棚としたため、窓形状は棚間に入るように細長いものにしました。敷地は遠く五月山や大阪市内を望む高台にあり、それらの方向にあわせてプランニング。台形平面が遠近感と音響にもよい結果をもたらした仕事室は、天井高さも3メ-トルから4メ-トルへ変化する勾配天井です。2階は可動間仕切を解放すれば、吹抜・階段室とつながる一室空間となります。