H27(2015).8.23(日)の胡麻;新町の愛宕神社火祭り
1.愛宕神社の火祭りとは
ここに住み始める前から近くに愛宕神社があることは知っていたのですが、火祭りが行われているとの情報はありませんでした。
朝散歩していて地元の人から「今年は8月23日(日)の午後5時から始まります」と教えて頂きました。
「見物に参加させて頂いてもOKですか?」と尋ねたところOKでしたので取材に伺ってきました。
本行事は町内の行事として行われており、地元の人でも知らない人が多いのです。私も知りませんでしたのでたずねてみました。
2.当日の記録写真
午前10時から準備行事、本祭午後5時〜6時、鎮火7時頃
![]() 1. 胡麻の愛宕神社は畑郷;新町;中野辺谷地区の境にあります。ちょうど南側分水界看板のあるところの対面です。 |
![]() 2. 鳥居から南側分水界の看板(青い看板)を望む。 |
![]() 3. 入口風景。 昔右の愛宕神社の看板はありませんでした。 平成22年に?建立されたと記憶しています。 |
![]() ![]() 4. 愛宕灯篭。昔の道案内の灯台のようなものですが、点灯はされていません。 交差点でもあり外灯照明で充分明るいのです。 裏には刻 『「弘化乙巳八月」若連中』 と書かれていました。西暦1845年8月、 徳川家茂14代将軍の時代。 170年前建立されたそうです。この年は孝明天皇即位の年です。 |
![]() 5. 0.5*1.5mの新設された看板。 これがなかったときは、ここに愛宕神社があることすら分からなかったでしょうね。 |
![]() 6. 登山口。 |
![]() 7. 保存会の方が朝の10時頃に境内の道を清掃されます。 会議所の東西地区の輪番制です。東地区の当番の時は落ち葉を中央に、西地区の時は両側に集められます。 これを見ればどちらが当番であったかが分かります。今年は東地区。 西暦の奇数/偶数に対し中央/両側の関係。 |
![]() 8. 5時前から保存会の方がたいまつを持って登山されてきました。 |
![]() 9. 約30度のきつい坂です。標高30メーター位はありそうです。 丘といった感じなのですが、周囲が開けていないので山頂のようです。 |
![]() 10. 17時からたいまつ3本に火が放たれました。 |
![]() 11. 子どもさんが参加されていました。 記念写真「ハイチーズ」です。 |
![]() 12. 愛宕神社の火祭りを見るのは初めてです。初めて見て感激しました。 |
![]() 13. 次から次へと保存会の方がたいまつを持って登山されてきます。 |
![]() 14. この行為はたいまつを献納されるというのでしょうか? |
![]() 15. 頂上付近に愛宕神社の祠があります。 調査開始です。 |
![]() 16. 祠はいつもは戸が閉まっているのですがこの日はあいていましたので中を初めて見ることが出来ました。 |
![]() 17. ご開帳です。 お札が入っているようです。 |
![]() 18. お札はどう書かれているのでしょうか? 右の京都市のものと似ていますね。 ひょっとしたら京都市の愛宕神社のお札ではないでしょうか? 保存会にお聞きしたところ京都市の方が本家でここは分家だそうです。 |
![]() 19. 家の台所に貼ってある愛宕神社のお札です。 京都市の愛宕山山頂にある愛宕神社から頂いたものです。 |
![]() 20. 保存会の方からここの歴史を聞かせて頂きました。 昔はこの山でマンガンが出て採掘されていたそうです。その穴があるそうです。乾電池の陽極、製鉄用に使われていたそうです。 1950年以降に鉱物資源の輸入自由化により閉山されたそうです。 5年前に教育委員会が調査に来られたとのことでした。 その報告書に詳しく書かれているそうです。 |
![]() 21. 全7本、たいまつ燃焼も佳境に入りました。 ……………………………………… ………………………………鎮火 |
![]() 22. たいまつも鎮火しましたので、火消しをしています。 |
![]() 23. 火の後始末は慎重です。 火の神ですからボヤが発生しないように完全に消火しなければなりません。 |
![]() 24. 左奥にドラム缶があります。雨水がためられておりこれを使用しています。 |
![]() 25. 6時頃にほぼ鎮火しましたが、保存会の方は後1時間位鎮火を見届けてから下山されるとのことでした。 |
![]() 26. お話に花が咲きこれからというところでしたが、だんだんと周囲も暗くなってきましたのでお先に失礼することにしました。 |
![]() 27. 下山しています。 |
![]() 28. さようなら、取材協力ありがとうございました。 |
29. 当日の取材ビデオ |