宿題の答え探し 始まりです
もう少し、信号レベルを上げたいので、どうしたら効率が上がりそうかチェックをしてみました。同軸やエレメントパイプは問題外として、一番関係がありそうなのはコイルです。一応コイルのQは150はあるだろうと思っていましたので確認をしました。
Qの測定
Qメーターなんて便利な物はありませんので昔ヒースキットが売っていたQメーターの回路図を引っ張り出し、発振部分とメーター部分をSSGとシンクロで代用した簡易Qメーターをでっちあげました。
自作のLCメーターも動員してインダクタンスも再測定しましたが特に変化した様子はなし。Qを測ったところ、160mでなんと53!!。いやあ これはあかんで。何度測っても一緒。(最低100はあると思っていたので呆然?)Hi
ちょっと自信があり過ぎたようです。(反省しています)これはもう少し改善する余地はありそうですが、簡単ではありません。銅線の太さを大きくする以外手段はなさそうなので再度コイルの作り直しをやってみましょう。
エレメント調整の変化が大きすぎた理由
またMMANAのお世話になり、アンテナの設置状況を克明に入力して予測をしたところ、アンテナの側に立っている60mmのマストが容量アップに大きく効いていることがわかりました。コンピューター予測では実に70Khzも下がると出ました。たしかに最初は全く同調点が見つからなかったですから、最初、少々作業が大変でもマスト先端に取り付けていれば、もう少し簡単に調整が終わったかもしれません。
これも次のテストへの反省点です。
設置するときの注意点
1)アンテナの上半分には誘導物を近づけない。 2)コイルは出来るだけ太い線を使う。 3)コイルは簡単でもいいから防水対策をする。4)最終設置場所で調整する。低い所でしても楽にはならない。 5)同軸はコイルの下から最低6mは垂直に近い形で引き下ろす。すぐに横へ引くのは止めたほうがいい。
第一回のトライは私にとっては成功とはいえませんでしたが、ローカルからは半分が超短縮のアンテナであることを考えれば上出来だったのではないかという声もありました。確かにそうともいえるのですが、なんとか現用のアンテナと同等レベル もしくはそれ以上を目指して頑張ります。
文責 JA3GN 禁無断転載
コイルは直径60ミリで銅線の直径は1mmです。(手持ちのもので間に合わせた)低い周波数なので大丈夫だろうと思ったのがとんでもない失敗でした。
やはりコイルは出来るだけ太い線で巻かなければ駄目だと言う証明です。バリコンはアンリツの測定器に使われていた単連の430Pf。絶縁はベークライトだが160mなら問題なし。?
コイルボビンは塩ビの配管用を利用。コイルサポートは塩ビパイプの接手をフルに利用しました。多少手間は掛かるががっちりしたものが出来ました。
測定に使ったプローブは10:1でコイルの負荷は10MΩ+25Pf.。