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祇園祭33年計画
2002年、初めてF100号の油絵を制作するきっかけになったのが祇園祭です。
その後35基のすべての山鉾を、F100号のキャンバスに1年に1枚制作するという構想が生まれました。
毎年祇園祭の時期になると、岩戸山町にある呉服屋さんの京都小泉さんで、
お得意様のみの観覧ではありますが、新作発表展示をさせていただいております。
●山鉾制作リスト F100号(162cm×130cm)で描いた山鉾2017年現在〜17作品
○ 制作山鉾
菊水鉾、鶏鉾、月鉾、芦刈山、岩戸山、北観音山、橋弁慶山、船鉾、長刀鉾、綾傘鉾、蟷螂山、
霰天神山、放下鉾、占出山、黒主山、木賊山、保昌山
○その他関連作品
八坂神社御神輿、祇園祭洛中洛外図、祇園祭洛中洛外情景之図、久世稚児
○未着手
油天神山、郭巨山、函谷鉾、孟宗山、四条傘鉾、太子山、鈴鹿山、伯牙山、南観音山、白楽天山、
鯉山、山伏山、役行者山、八幡山、浄妙山、大船鉾


祇園祭洛中洛外情景之図(2016年)1620×3880(M100号4枚)
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1.鶏鉾(2002年)
第50回
光陽展京都展京都府知事賞受賞作品 |
2.菊水鉾(2003年) |
3.芦刈山(2004年) |
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4.船鉾(2005年) |
5.岩戸山(2006年) |
6.北観音山(2007年) |
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7.月鉾(2009年) |
8.橋弁慶山(2010年) |
9.長刀鉾(2011年) |
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10.蟷螂山(2012年) |
11.綾傘鉾(2013年) |
12.霰天神山(2014年) |
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13.放下鉾(2015年) |
14.占出山(2016年) |
15.黒主山(2017年) |
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16.木賊山(2017年) |
17.保昌山(2018年) |
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八坂神社御神輿(2008年)F120 |
久世稚児(2018年)F100 小林美術館蔵 |

祇園祭洛中洛外図(2014年)F100
京都造形芸術大学通信教育部洋画コースでの卒業制作として描きました。
絵を描き続けて学んだこと「信用・信頼・魅力」のキーワード
祇園祭は初期の儀礼が頑に守り続けられてきたのではなく、後祭りの巡行が再び行われるように、時代によって変化し、現在のような絢爛豪華な祭礼となりました。祭礼は神事や信仰として、神仏に願いを伝える機会として続けられてきたということもあるのでしょうが、執り行う町衆の日常の信頼関係がなければ、これだけの盛大な祭礼を世代をこえて長く続ることはできません。
京都の伝統文化は「保護と維持」ということを要とせず、「本質と信念」を保ちながらその時代に合わせていくという柔軟性があるからこそ、現在も都で育まれた文化として価値が保たれているのではないでしょうか。そして、「信用と信頼」を大切にし、「魅力」を持続するための努力を惜しまなかったからこそ長く続けることができる。「信用・信頼・魅力」という3つの要、人の心を大切にしてきたという歴史を物語っているのではないでしょうか。
和の文化の魅力
日本の文化を「和風」ともいいます。「和」に含まれる意味や、言葉に使われる並びはとてもよく「なごみ・やわらぐ・調和・平和」です。優れているものは優しさのたくさん集まったもの、和という言葉の裏には優しさがあります。京都の町を歩けば自然に和があり、その町で祇園祭がおこなわれています。これこそが京都の魅力だと思います。
継続の秘策を学ぶ・目標に向かって
この連作も、自分自身が感じる京都と祇園祭の魅力を、長い年月をかけて、制作を続けながら考察し、計画を継続するための秘訣も祇園祭に学びます。2037年頃に完成予定で、すべての作品を並べて個展を行うことが私の夢です。その個展を開催した時に、絵描きとしての絵画表現の学びと変遷、私の感じてきた祇園祭の魅力が伝わる展示になっていればこの計画は成功だと思っています 。
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